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レイニーブルー ボイトレチャレンジ 全13回まとめ

こんにちは! このページでは、「レイニーブルー」のボイストレーニング記録を全13回にわたって振り返ります。 それぞれの回で取り組んだ課題や気づき、変化の過程をまとめていますので、同じように歌を練習している方や、表現力を磨きたい方の参考になれば幸いです。 各回の紹介 第1回:まずは歌ってみる 初回はウォーミングアップとして、レイニーブルーを一通り通して歌唱。 自己流のクセや課題を洗い出すために、現状の歌い方を記録しました。 ポイント :今の自分の「基準」を知ることで、今後の変化が明確に。 第2回:ブレスと語尾に注意 歌詞の意味に寄り添いながら、息継ぎの位置と語尾の処理を見直し。 やや流し気味だった表現を、より丁寧にすることを意識。 ポイント :感情表現には「語尾の処理」が重要。 第3回:鼻腔共鳴と響きのチェック 音の響きを意識しながら、鼻腔共鳴を使って自然な声に。 力まずに響かせることで、柔らかく安定感のある歌声に近づきました。 ポイント :鼻に抜ける響きを使って軽やかに。 第4回:母音を意識して歌う 発音が曖昧になっていた箇所を、母音の形に注目して修正。 特に「う」や「え」の音がこもらないように注意。 ポイント :子音ではなく「母音」で響きをコントロール。 第5回:声の支えを作る 腹式呼吸を安定させ、芯のある声を目指す。 弱々しくなっていたフレーズも、支えができると音がしっかり立ち上がるように。 ポイント :「支え」があるだけで音圧も表現力もアップ。 第6回:ビブラートの整理 無意識にかけていたビブラートを整理し、必要なところだけに。 歌が安定し、聴き手に安心感を与えるように。 ポイント :ビブラートは「引き算」で使う。 第7回:高音を力まず出す サビの高音で力んでしまう癖を改善。 喉ではなく、体全体で支える意識を持つことで、クリアに響くようになりました。 ポイント :高音は「頑張らずに当てる」が正解。 第8回:細部のリズムを合わせる 音程や表現に加えて、リズムのブレを見直す回。 語尾が伸びすぎていた箇所などを細かく修正。 ポイント :正確なリズムで説得力が倍増。 第9回:Aメロの緊張感を活かす サビばかり意識していたが、Aメロにもドラマがあると再認識。 最初の一音から空気...

レイニーブルー レッスン13回目|Cメロの設計図はコード進行にあった

 発表会を目前に控えたこの日、いよいよCメロの仕上げに入った。 全体としての完成度は上がっており、大きな修正点は見られなかったが――**「安易な構成」**にメスが入る。 Cメロは楽曲のクライマックス。だからこそ、勢いに任せて力押しすればいい、そう思っていたのが甘かった。 先生はまず、**Cメロ直前のサビを「抑え目に」**と指示。そして、 Cメロ冒頭からしっかりと盛り上げを構築し、さらにその中で強弱の波をつける 必要があると語った。 とどめは、「 コード進行に、すでに歌い方が書かれている 」という指摘。 Cメロの構造は明快だった。 前半はコードが上昇し、ベースは半音ずつ下降する―― これを2度繰り返す進行は、まさに**「盛り上げて、盛り下げて」**を意味していたのだ。 自分では感じるままに歌っていたつもりだったが、楽曲の内側にすでに指針はあった。 それをどう読み取り、どう声に乗せていくか。 技術と感覚、設計と感情。 その交差点に、表現の本質があると教わった気がする。 本番まであとわずか。 ラストピースが、ようやくはまり始めた。

レイニーブルー レッスン12回目| “自分の歌”にするための一歩

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  ■ 課題の整理 「支えを下に保つ」発声が徐々に安定してきた今回。前回までのレッスンで構築した表現やバランスが、少しずつ自分のものになりつつあると感じられる回だった。 まだ、以前のレッスンで決めた曲の展開とは完全には一致していないものの、全体としてまとまりが出てきた。 ■ レッスンのポイント ◆「こう歌ってます感」からの脱却 先生からは「いい感じ」と評価を受けつつも、今の段階ではまだ「こういう風に歌ってます」という“構えてる印象”が残っているとのこと。 テクニックに気を取られすぎて、自然な表現になっていないことが課題。 今後は「自分の中から自然に出てきた歌」に近づけていくよう、時間をかけてじっくり仕上げていく必要がある。 ◆ 自分を出す“1点突破”の意識 さらに、テクニック的にワンポイントで「自分を出す箇所」を決めると良いというアドバイス。 曲全体を均一に仕上げようとするのではなく、1曲の中に“ここだけは自分を出す”場所を設定すると、より印象的な歌になる。 今回の練習では、以下のポイントを意識してみた: Aメロ:「あなたの帰り道 交差点」のあたりで、ほんの少し気持ちを込める サビ:「消すように」の部分に魂を乗せる これらの“ポイント注入”が全体の印象を強め、歌としての表現力が上がる。 ■ 今回の学びと今後の課題 発声の支えが安定し始め、歌全体にまとまりが出てきた まだ「作ってる感」があるため、表現の自然さを追求する 全体を固めるのではなく、“ここだけは”というワンポイントを設けることで、個性を加える その「決めポイント」に心を込める習慣をつける 🎤 一言メモ 表現の精度が上がるほど、次は“心”が問われる。 歌の中に「ここは自分だけの景色」と言える場所を作ろう。

レイニーブルーレッスン11回目| 喉の不調を逆手に。支えと表現のリハーサル

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🎙 今日は喉の調子が悪い…… 歌う前から明らかにコンディション不良。でも先生いわく、 「本番前に喉の調子が悪かったらどうする?」 という状況を想定して、 不調なりにベストを尽くす というトレーニングに挑戦することになった。 🎵 本日のポイント ✅ 支えを下に を意識して歌ってみる。 体調は万全じゃないけど、支えを下にキープしながら歌った小さな声は「ブリッとしていてよい」との評価をもらえた。どうやら 小さな声でも支えが下にあると“芯”がある らしい。逆に支えが上がると「ペラペラ」になるとのこと。たしかに録音を聞き返すと納得…。 🧠 レッスン中の気づき 前々回(※レッスン9)の「塩パッパ」のニュアンス、まだまだ定着してないらしい……。支えを下に保とうとすると、すべて同じ調子になってしまい、 抑揚や雰囲気作りが消えてしまう 。 「調味料、かけすぎてもだめ、かけなさすぎても味がない。」 絶妙な「塩梅」が表現には必要で、その加減が今の自分の課題。 🔁 振り返りと課題 「支え下キープ」と「表現の幅」を同時にこなすのは難しい 喉の調子が悪くても、支えを意識すると声が崩れにくい Aメロはもっと明るく“塩パッパ”のイメージで、軽やかに

レイニーブルー レッスン10回目|「支えは下に」だけじゃない!重心コントロールの深みへ

  📝今回のテーマ 高音でもブレない「重心」の置き方と、 表現を壊さずに支える“踏ん張り力” 🎬前回からの続き:「支えは下に」を深掘りする 前回から出てきた課題、「支えを下に」。 今回のレッスンでは、その“本当の意味”と“身体感覚”をさらに深く掘り下げました。 🧍‍♂️ふらつきの正体は「肩より上」に力が入っていたから? 前回の発表会を振り返ってみると、サビでふらつきが目立っていたことに気づきます。 実はこれ、 声を高く出そうとするあまり、重心が上がりすぎていた のが原因。 🎤「肩より上だけで頑張ってしまっていて、下半身で踏ん張れていなかった」 ライブなどでも、力を入れて歌えば歌うほど、足が浮いたような感覚になっていたのは、まさにこのパターン。 重心のコントロールが“声の安定”に直結している ことを、改めて体感することになりました。 🎙️Aメロ再び:苦手な「ものがたり」にメスが入る この日は、ようやく**Cメロに入れる…!**と思いきや、まさかのAメロに逆戻り。 しかも、何度も注意されていた**「ものがたり」問題**が再浮上。 🔍【指摘ポイント】 「もの」の音で重心が上がってしまい 「がたり」で踏ん張りが効かなくなっている 声が高くて出しづらいフレーズなので、無意識に 引いたような歌い方 をしてしまい、喉が閉まり気味に。 「悲しい ものがたり」→「思い出した」と続く中で、 サビ前に失速する構造 ができてしまっていました。 🧠対策:重心は下に、でも顔は下げない! ではどうすればよいのか? ここでのポイントは、 ✅「支えを下にキープしたまま、 顔は下げない! 」 重心を下に保つ=“身体の支え”を意識すること。 でもそれが行きすぎると、顔まで下がり、声がこもってしまいます。 🎓先生の解説: 「お腹から口までの空間を“立体的に”使って。 顔を上げることで、響く空間が広がります。」 つまり、「支え」は下、「響き」は上へ。 全身を使って歌う、オペラ的な発声の入り口を少し覗いた感覚です。 🧱これまでの表現が壊れた…でも、それでいい 重心を下げ、踏ん張って声を出す練習に取り組むうちに、なんと… 😵「これまで作ってきた表現が全部リセットされたような感...

レイニーブルー レッスン9回目|歌い方の「濃淡」で魅せる!1番と2番に変化をつける方法

  📝今回のテーマ 高音を“細く”歌うリスクとその対処 + 1番と2番で変化をつける「味付け」の技術 🧭レッスンのはじまり:1番の作りこみは維持 前回のレッスンで仕上げた 1番のAメロ は、今回もおおむねキープできていました。 ただ、ここでひとつ課題が。 🎙️「高音成分で“細く”歌う部分が、浮いて聴こえる」 どうやら、 明るさを出そうとしすぎた表現が、浮いてしまった ようです。 明るくしようと意識すると、どうしても 低域成分がカットされ、バランスが崩れる という副作用も…。 🎤ポイント:自然に語るように、支えは「下」に 先生のアドバイスはこうでした: 🌟「低域成分が抜けないよう、 支えを“下”にして、小さく自然に語る ように」 この“支えを下に”という感覚がまだ難しく、最初は理解が追いつきませんでしたが、試行錯誤で少しずつ体得。 そして驚きの発見が! 🎵「そのままサビに入っても、 低音が自然につながって違和感がない! 」 「明るさ」を狙うよりも、“支え”を意識して自然に語る 方が、全体の一体感が出るということを実感できました。 ✨2番の作りこみへ:軽く、流すように 次に取り組んだのは 2番のAメロ 。 ここでは、1番とはまったく違うアプローチが求められました。 🎤「2番は“あっけらかんと流す”ように。 1番で盛り上げた分、ここは 塩パッパッ くらいで」 つまり、 1番 → 時間をかけてじわじわ盛り上げる、濃いめの味付け 2番 → 軽やかにテンポ良く流す、あっさり風味 という、**「濃淡の演出」**がポイントになります。 これによって、聴き手に 飽きさせない構成 を生み出すことができるわけです。 🎬レッスンの締め:Cメロへの流れを意識して このまま Cメロの作りこみ に進む予定でしたが、今回はここで終了。 次回は、1〜2番で作った“濃淡”の流れを活かしながら、 クライマックスとなるCメロをどう表現するか がテーマとなりそうです。

レイニーブルー レッスン8回目|「街灯が灯るように」――歌に“時間の流れ”をのせる

 📝今回のテーマ 歌いすぎない明るい声の継続 + 時間と情景を感じさせる表現の工夫 🌟“明るさ”を意識したAメロづくり 前回、歌いすぎずにバランス良く歌うことができたので、今回はそこに**“明るさ”を加える**チャレンジをしました。 Aメロは、 声の高い成分だけで細く軽やかに 歌うイメージ この歌い方によって、重くなりすぎず、耳当たりの良い表現に近づいたようです。 先生からも「よく作りこまれている」と評価をいただけました。 🔁繰り返しの表現に変化をつける ただし、課題も。 Aメロにある 2回目のフレーズ が、「1回目と同じ印象になっている」との指摘。 🎯ポイントはこの2つのフレーズ: 「冷たい雨に~」 「人影も~」 💡「冷たい雨に~」は今のままでOK 💡「人影も~」は さらに抑えた“歌わない”感じ にせよ 💡情景を歌で描くということ ここで先生から印象的なアドバイスがありました。 「今の歌い方は、 すでに街灯が灯っている 感じ。 本当は、 まだ灯っていない状態から、徐々に灯がともる ように」 つまり、聴いている人に 時間の流れや情景の変化を感じさせる ような表現が求められているということ。 これは「ただ歌う」ではなく、「演出」するという領域。 歌にストーリーを乗せることの難しさと奥深さを改めて感じました。 🎤語尾は“やる気ないくらい”がちょうどいい 繰り返し聴いてもらった上で、先生からさらにこんなコメントも。 🎙️「語尾がちゃんとしすぎている。もっと“やる気ない感じ”で。」 整えようとしすぎて、逆に不自然になっていたようです。 ここでは**“気の抜けたような表現”がリアリティにつながる**という、新たな学びも得られました。

レイニーブルー レッスン7回目|「歌いすぎ」から脱却。丁寧な歌で新境地へ

 📝今回のテーマ 「力みを抜いて丁寧に」 頭と語尾で表情をつけて、歌にストーリーを宿す。 🔁過去レッスンの録音を聞き返してみたら… 今回のレッスン前、久しぶりに時間ができたので、 これまでの録音を全て聞き直してみました 。 壁にぶつかった前回の内容もあり、今の自分を見つめなおすつもりで耳を傾けていたのですが……。 「……なんか、 歌いすぎてる な。」 以前のレッスンでも「歌いすぎ」と指摘された場面(レッスン3-2)がありましたが、今聞くとその通り。 気持ちよく歌えていたつもりでも、 聴いていて疲れる感じ がありました。 💡気づき:「聴いていて心地いい歌」とは? 自分で聴いていてつらくなるのは、 歌が前のめりで、余裕がないから 。 勢い任せでガツンと歌っていた過去を反省し、 今回のレッスンでは“はりきりすぎない”を意識 して臨みました。 その結果…… 🎙️「丁寧に整っていて、バランスがよい!」と先生から高評価! ✨表現の“頭”を変えることで世界が変わる しかしここからがレッスンの本番。 先生の次なる指示は、**「Aメロの表現のテコ入れ」**です。 🎯ポイントは「歌い出しの頭の表現」 スッと入るのか 少し“ため”てから入るのか → この“頭”を変えるだけで、まったく違う印象になる! これまで「語尾」を工夫する指導(レッスン1)を受けてきましたが、今回は**「頭+語尾のダブル表現力」**が問われる段階へ進化しました。 🎭バラードの“暗さ”を回避する明るい声の使い方 さらに印象的だったのが、バラードに関するアドバイス。 「バラードは感情的になりすぎると、重く、暗くなりがち」 → “明るい声”を混ぜることで、ギャップを演出するのがテクニック つまり、 すべてをしっとり歌い込むのではなく、一部に明るさを織り交ぜる ことで聴き手を惹きつけるのだとか。 この「ギャップ演出」は、まさにプロの技。 バラード=重く切ない、という思い込みを壊してくれる発見でした。

レイニーブルー レッスン6回目|「自由に歌う」という原点に立ち返る

📝今回のテーマ 技術にとらわれすぎず、「聴いてもらう歌」に戻る。 自分らしく自由に歌うことが、いちばん大切なこと。 🎯「揺さぶる歌い方」の壁にぶつかる 前回からの課題だった「哀愁を揺さぶるような歌い方」。 挑戦を重ねましたが… 声の強弱をうまくコントロールできない 感情のカーブがつくれない リズムに遅れが出てしまう …など、 技術的な難しさの壁に直面 しました。 順調に来ていたからこそ、少し残念な気持ちも。 しかし、これは 発声筋の未発達 も影響しているとのこと。 ここは 焦らずに筋力を育てていく期間 と捉えるのが良さそうです。 🧘‍♂️先生の言葉:「気にしすぎないことが大切」 今回、先生からかけられたのはこんな言葉でした: 「歌はテクニックを披露する場じゃない。 聴いてくれる人が、気持ちよくなれるのが一番なんだよ。」 「できる」「できない」に一喜一憂せず、 **“意識しながら歌っていれば、いずれ自然に身につく”**とのこと。 この言葉に、ふっと肩の力が抜けました。 🔁テクニックよりも「自由」が大切 レッスンを受けていると、つい「先生に言われたことを守らなきゃ」となりがちです。 でも、今回のレッスンではこう言われました: 「レッスン内容は、あくまで“技術の引き出し”。 一番大事なのは、それを**“どう使って自由に表現するか”**なんだよ。」 これは、 音楽の本質に立ち返るような言葉 でした。 🎤「自由に歌う」時間を持ってみた レッスンの後半では、それまでの積み重ねをいったんリセット。 いくつかのテイクを、 自由に、好きなように歌ってみる時間 を持ちました。 その中で見えたのは、 正解はひとつじゃない 技術に縛られないと声が楽に出る 自分の感情に素直になると、歌も変わる という発見でした。 😪レッスン終了!少し休んで、また進もう 今回のレッスンは、少し心を緩める時間にもなりました。 がむしゃらに練習するばかりではなく、 「今の自分の歌」を大切にする姿勢 が生まれてきた感じです。 次のステップは、 技術と自由のバランス をどう見つけていくか。 焦らず、自分のペースで進んでいきましょう。

レイニーブルー レッスン5回目|「哀愁を揺さぶる声」へ!まとめる発声の完成と次の課題

📝今回のテーマ サビの「まとめ声」が少しずつ形に。 そして新たな課題「哀愁の上乗せ」で歌がさらに深くなる! ✅レッスンの振り返り:まとめる発声が形に! 前回のレッスンで学んだ「ビームのような圧のあるまとめ声」、 自主練の甲斐もあって、 だいぶ成功の感触 が出てきました! ただし、まだ喉への負担は多少残る感覚がありました。 これは「声帯だけで無理に出そうとしている」状態のサインかもしれません。 焦らず、 徐々に体で支える発声に慣れていくこと が次のステップですね。 🔄発声の工夫:スピーカーに例えてみた ふとした脱線から得た発見。 発声の方向性を スピーカーの性質 にたとえてみたら、とても腑に落ちました。 🔊発声をスピーカーでたとえると… スピーカータイプ 発声の例 特徴 ワンポイントタイプ(360度)   口を大きく開けて響かせる   音が広がりやすく、拡散する ラインアレイタイプ(直進性)   声を“まとめて”前に飛ばす   音に圧があり、遠くに届く これを意識して、発声時の 口の開け方を変えてみた ところ、思わぬ改善が! 「お」の母音の口の形が、まとめ声に近い 他の母音も「お」に近い形に調整 横に広げるより 縦に開ける意識 で声がまとまってくる 多少不自然に感じても、これは慣れ。 “自然な不自然さ”を体に覚えさせることが大事 ですね。 🎭新たなテーマ:哀愁の上乗せ サビの「まとめ声」がある程度できるようになったところで、 新たな指導が入りました。 「ここで哀愁を入れて、さらに“聴かせる”歌にしていきましょう。」 特に注目されたのがこの一節: 🎵「なぜ追いかけるの~」 この部分で、先生からは: 「“なんで、なんで、なんで”って心がグワァン、グワァン揺れるような声で!」 つまり「 哀愁の波動 」のような声で、聴き手の感情をかき乱すような揺さぶりを加えるのが狙い。 🌀難関ポイント:感情の揺さぶりが出せない! しかし、この「グワァン、グワァンした感じ」が なかなかうまく出せない ! 声を震わせようとすると、ただ小さくなるだけ まとめた声のあとの“余力”が残っていない しゃべる⇔歌うの切り替えにも追いつかない ...

レイニーブルー レッスン4回目|サビは“ビームの声”で決める!歌が一気に高級になる表現テクニック

  📝レッスンのテーマ サビでただ大きな声を出すだけでは足りない! 聴き手の心に「刺さる」ための声の“出し分け”とは? 🔁前回までの復習 Aメロは感情を抑えてフラットに 歌全体を“コース料理”のように構成 感情の“引き算”で、聴き手に隙を与える表現を学ぶ その教えを踏まえて今回は サビに磨きをかけていく 段階へと進みました。 🌟フラットに歌う=自然にできるように Aメロのフラットな歌い方は、すでに 注意すればできるレベル に。 おかげでサビとのコントラストが際立ち、 よりドラマチックな展開 に仕上がってきています。 🎯今回のレッスンのポイント ✅「サビの言葉を“まとめて”圧をかけましょう」 先生の指導は、ここからが本番。 「ここまできたら、サビで 言葉をまとめて 圧をかける練習をしましょう。」 言葉をまとめるとは? 一語一語をバラバラに歌うのではなく、 意味のまとまりで圧をかけて出す 例:「レイニーブルー(区切る)/もう終わったはずなのに(まとめて出す)」 これによって: 声に圧がかかる 大声を出さなくてもマイクに響く 聴き手の心に 鋭く刺さるような印象 を残す 💥“ビームの声” vs “解放の声” 先生のお手本を聴いたところ、圧の違いに驚きました。 ビームのように刺さる「鋭い声」 ホールに響き渡るような「広がる声」 この2つの出し分けが、 歌を一気に「高級」に聞かせるポイント とのこと。 🧠出し分けのコツは“意識”から 「意識の違いだけで、声は変わる」 …と言われても、すぐにはピンとこない。 そこで、先生から教えてもらった イメージトレーニング がとても効果的でした。 🎭ビームの声のイメージ練習 🔊キーワードは「ヒーローの決めゼリフ」 アニメのヒーローが放つセリフのように、 「君は僕が守る!」 「真実はひとつ!」 そんな気持ちで「レイニーブルー もう終わったはずなのに」を繰り返してみる。 最初は少し ものまね気味 でもOK。 感情・響き・圧力 をしっかり込める練習が、ビームの声に近づく第一歩になります。 🎙️実際にやってみて… 意識ひとつで、これまでと まったく違...

レイニーブルー レッスン3回目|歌にも“前菜とメイン”がある?感情コントロールと引き算の技法

📝レッスンのテーマ 「感情を込める」だけじゃ足りない? 聴き手を飽きさせない、 “引き算”の歌唱法 と、歌にも必要な“構成”の話。 🔁前回までの振り返り 2回目までは、次のような指導がありました: お腹から発声して、喉だけに頼らない 「語るように歌う」には音圧が必要 息を吐き続けながら、言葉をつなげる 今回は、それをさらに 完成度の高い表現 へと昇華するレッスンです。 🧪今回のレッスン実践 表現は後回しにして、とにかく「息を吐き続ける」ことを意識。 この“息を流し続ける”歌い方で歌ったところ、 つながりが自然に出てきた ように感じました。 Aメロの雑さが自分では気になっていたものの、先生からは「前回よりも良くなっている」と評価されました。 😵‍💫息を吐き続ける=スタミナ勝負 Aメロだけでもすでにガス欠…。 「息を切らさず歌う」という歌唱法は、 予想以上に体力を消耗 します。これは今後の課題であり、 体幹と肺活量の強化 が必要になってきそうです。 🍽️歌も“コース料理”のように 先生から新たな指令が。 「Aメロは感情を抑えて、フラットに歌いなさい」 今の歌い方では、いきなり眉間にしわ、全力で「私、悲しいです」モードに突入しているとのこと。 このままいくと… サビも全力で「とっても悲しいです」 全編が 感情過多でうるさく感じる 聴き手が疲れる・飽きる という**“悲しみの押し売り”状態**になってしまうそうです。 🎼歌も構成が大事 料理に例えるならば: 構成 内容 前菜   Aメロ:感情を抑えて、自然に メイン   サビ:感情を爆発させる デザート   ラスト:また感情を抑えて静かに終わる こうした 緩急の構成 があることで、 聴き手の心を動かす ことができるのです。 😌表現とは“引き算”でもある 「お客さんに感情の圧をかけるだけではダメ。 寄り添ってもらえる隙を作ること が大事。」 これはまさに、表現の“引き算”。 すべてを全力で伝えるのではなく 感情を込めるところと抜くところを分ける 聴き手に“入り込む余白”を与える これが、**プロの「語りかける歌」**の極意なのだ...

レイニーブルー レッスン2回目|語るように歌う?バラードの基本を見直す!

📝レッスンのテーマ 「語るように歌う」ってどういうこと? 息を切らさず、音圧を保ちつつ語る――バラード歌唱の核心に迫る! 🧪まずは前回の復習から 前回のレッスンで学んだ「お腹から発声し、語るように歌う」という教えを意識しつつ、歌ってみました。 喉だけで歌わず、重心を下げる ことを意識したつもりです。 ⚠️先生からの指摘:「響きは良い、でも…」 先生曰く: 響き自体は良いけれど、「言葉」がブツブツと切れて伝わってこない。 つまり、「語るように歌う」という意識が強すぎて、逆に 歌の一体感が失われている という問題。 💡ポイント:「語る」=「息をつなげる」 では、どう歌えばよかったのか。 先生の説明によると―― 「一本の太いパイプの中を、息がずっと同じ太さで流れている」イメージが必要 息の流れの上に「トントン」と言葉を乗せていくように歌う ✨コツ 息を 一定量で吐き続ける 言葉をその上に“乗せる”感覚 ブレスまで 息を切らさない 声量ではなく「音圧」を意識 🏃‍♂️練習法:まずは“お経のように”歌う! ステップ練習 同じ音で、お経のように歌ってみる  → 息を切らさずに、言葉を続ける練習 そのあとで、メロディーを加える この練習で、 音圧が上がり、伝わりやすく なったと実感! 💭語るように=声が小さい、ではない 語るように歌う=小さく歌う、ではありません。 むしろ、小さな声に頼りすぎて喉だけで歌ってしまうと―― 音程が不安定 声が細い 聴き手が不安になる 今回のレッスンで、**「語りかけるように歌うには、音圧が必要」**という新たな気づきを得ました。 🎙️バラードを歌う上での誤解と対策 自分の場合、 バラードは苦手分野 。 歌い出しが不安定で、いつもサビだけ体裁を整えていたように思います。 でも、それは「小さく歌う=雰囲気が出る」と 誤解 していたのかもしれません。 ✅バラード歌唱の基本(再認識) 小さく歌う ≠ お腹を使わない 歌い出しも音圧キープ 音程の安定には体幹が重要 結果として、「バラードが歌いにくい」原因の一つが見えたように思います。 🔑今日の学び|バラードの引き出しが1つ...

レイニーブルー レッスン1回目|出だしで勝負が決まる!聴き手を安心させる歌い方とは?

🔰 まずは歌ってみて、キーは3個下げに決定 レッスン初回は、まず何度か通して歌ってみるところからスタートしました。 キーを3つ下げたあたりが、 自分の声質(とくに低域)の響きが良く出る とのことで、これで進めることに。 🧠戦略立案:レイニーブルーを「ただ歌う」だけでは不十分 先生によると、「レイニーブルー」は曲自体の難易度はそれほど高くなく、覚えやすいとのこと。 ただし、 一番重要なのはAメロの出だし 。 ここで「曲全体の空気」が決まってしまうのだそうです。 🎯Aメロで意識すべきこと 自我は不要!欲しいのは聴き手の“安心感” 声がふるえたり、危なっかしく聴こえた時点で「緊張感」が台無しになる ピーンと張った糸のような、**“緊張感と安定感の両立”**が理想 そして 心のギリギリを表現する ことが大事(表面的に歌わない) 🎼構成のポイント:サビの盛り上げ方にも段階を 1回目のサビは盛り上げすぎない (次につなげる役割) 2番以降のサビで本格的に盛り上げる Cメロに向けて、段階的に感情を高めていく 💥問題点:声が小さいだけのAメロになってしまう さっそく「じゃあ、やってみましょう」となったものの…… 最初の一節でつまずきました。 「人影も見えない 午前零時」 この部分、 歌っているのか語っているのかという微妙なニュアンス が求められます。 ところが、自分の場合は単に「声が小さい」だけのように聞こえてしまいがち。 💡改善のヒント:小さな声でも“支え”が重要 声が小さくても「腹から支える」ことが大切  → アウトプットの音量は小さくていいが、 体の支えはキープ お腹の支えが“上に上がって”しまうと、息も音も不安定に イメージは 悲しみのどん底、絶望の中から静かに語る ような気持ち 🏋️‍♂️実践練習:「人影」「人影」「人影」を繰り返す 喉で絞らず、 みぞおちを締めながら語る ように何度も繰り返します。 腹筋を意識して語る練習 声質も変えてよい(小さな声は声質そのものが違ってOK) 💭このAメロ、終わる日は来るのか… 感情も支えもニュアンスも……とにかく要素が多く、難しさを実感した1回目でした。 Aメロのわずか1行で...

ボイトレ記録 1|発声の基本は「口の形」から

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 🗓 2024年9月1日:初めてのボイストレーニング この日は、記念すべきボイトレ第1回のレッスン。 前半は発声練習、後半は課題曲「I love...」の実践へ。 🔊 発声練習:まずは「あいうえお」、口の形を整える 発声練習では、母音「あ・い・う・え・お」を丁寧に発音することからスタート。 「口の開き方が発声のすべてに影響する」とのことで、鏡を使いながら、自分の口の形をチェック。 ポイントは口角をしっかり上げること、表情筋を使うこと、そして上の歯がしっかり見えること。 「あ」は口を大きく全開 「い」は指1本が入るくらい 「え」は指2本が入るくらい このように口の開きを意識しながら、単音、2回繰り返し、音階(ドレミレド=12321)で発声。 半音ずつ上げ下げしながら繰り返します。 母音が整っていないと、いくら子音を頑張っても上手く聴こえない。 逆に、 母音が揃えば勝手に歌がうまくなる という言葉が印象的でした。 💬 滑舌練習:「まめまめまもまもま」 次は「ま・め・ま・め・ま・も・ま・も・ま」といった滑舌トレーニング。 こちらも12321のメロディーにのせて発声していきます。 「め」や「も」が小さくならないよう注意。 正しい口の形で、しっかり響きを持たせることが大事です。 🎵 課題曲「I love...」の練習:歌は“伝える”作業 後半は課題曲「I love...」(原曲から6半音下げ)をワンコーラス練習。 先生から「この曲の課題は?」と問いかけられました。 この曲はカラオケで1年近く練習してきたのですが、歌い終えるだけで精一杯。 「歌ったぞ!」という達成感がないまま終わることが多く、常に音を追いかけている感じ…。 リズムもブレて、高低差にも振り回される――そんな悩みを正直に伝えました。 💡 気づき:歌は「言葉のくくり」と「感情表現」がカギ 先生はまず、「言葉を大切に」「伝えることを意識して」と教えてくれました。 歌はただ音をなぞるのではなく、“伝える作業”であること。 たとえアップテンポな曲で歌詞が聞き取りづらく感じても、実際の歌い手は必ず“言葉の意味”と“感情”を込めて歌っているというのです。 例えば「ぼくが 見つめる 景色の その中に」という歌い出しのフレーズ。 ...

ボイトレ6か月で得た効果|初心者でも歌い出しが安定する練習法とは?

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2024年9月からボイストレーニングを始めて半年。レッスン回数は15回ほどですが、「発声練習って地味だけど、ちゃんと意味があるんだな」と実感しています。この記事では、 私が半年で実感した効果や気づき をまとめました。 レッスンの流れと雰囲気 1回45分のレッスンは、こんな感じで進みます: 雑談(導入) 発声練習(15分) またちょっと雑談 課題曲の練習(15分) 仕上げに雑談 最初は「歌を教えてもらいたいのに、発声練習ばかり…」とちょっと退屈でした。でも、先生がいつも言うんです。 「発声練習は筋トレ。うまくなりたいなら、地味な基礎から!」 これ、本当にその通りでした。 効果①:歌い出しの不安定さが解消! 私が抱えていた悩みは2つ: 歌い出しが安定しない 高音で喉を締めがち とくに「歌い出し不安定症候群」がひどく、静かなAメロや低音部分で声がぶれていました。 でも、発声練習を続けた結果… ✅ 喉を開いて声を出す感覚 がわかるようになり ✅ 小さい声でも音程が安定するように! 発声練習前と後の違い(ざっくりまとめ)       発声練習前 発声練習後 歌い出し           不安定、方向が定まらない                  音程が安定しやすくなった 中低音 練習しておらず不安定                 音程が安定しやすくなった 高音 声を張りすぎ、喉が締まる                練習中(がなりを減らす練習中) 詳しくは こちら 練習の裏側|やってよかったこと 喉で調整せず、 自然なポジションで声を出す 練習 **体幹トレ(プランク、スクワット)**も地味に効いた 発声練習を毎回まじめに続けた 半年でようやく「一歩進んだかな」と感じています...

ボイトレ記録24|表現力ってどうやって身につけるの?

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  2025 年 7 月 13 日 レッスンは、前半が発声練習、後半が課題曲「明日晴れるかな」の練習。   前半:発声練習 前回のレッスンで課題となった「抜けのよい声」を目指して、「口を横に開けていく」発声を意識して取り組む。   ・あいうえおの発声練習 → シングル「あ〜」、ダブル「あ〜あ〜」 ・「 123454321 」の発声練習 → 「あ」、「え」、「お」   意識したことが、しっかり結果として現れていたようで、響きが良くなってきた様子。特に「あ」と「お」の母音については、先生から合格をもらった。 今後の課題は、「え」「い」「う」の 3 つ。   最近は、発声練習中に背中に手を回して、響き具合を確認している。 「あ」「お」はしっかり響いているが、「え」になると響きが弱くなる。 どうやら喉や胸まわりに力が入りすぎてしまっているようだ。   ・滑舌練習 →「まめまめまもまもま」 こちらも全体的に良好ではあるが、口角を上げることを注意された。 口角を上げることで、声が明るくなり、安定するとのこと。 逆に口角が上下してしまうと、言葉の粒がそろわなくなるらしい。 プロの歌手は、どんなに悲しい曲でも、口角を上げたまま歌うのが基本だそう。 目は悲しい表情をしていても、口元は上がっている。 表情的には少し引きつった感じもあるが、今後は意識して実践していきたい。     後半:課題曲「明日晴れるかな」 まずはワンコーラス歌ってみる。   「よく覚えてきたね。ちゃんと歌えてますね。」 …なんて言われて少し浮かれていたのも束の間、 「では、頭からいきましょうか」と本格的なレッスンが始まる。   約 2 週間でメロディーを覚えて、それなりに形になってきたかなという感覚があったが、 いざレッスンが始まると、その完成感はもろくも崩れていく。   「よく歌えてはいるけれど、誰に向かって歌っているのかわからない」 「温度感が伝わってこない」 と先生からの指摘。   先生の見本を聴いてみると、 整ったきれいな歌い方と、温度をこめた歌い方では、明らか...

ボイトレ記録23 発表会を振り返る|レイニーブルーで見えた今の実力と課題

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2025年6月22日 レッスン23  いつものレッスンは、前半が発声練習、後半が課題曲の練習なのですが、今回は 6 月 15 日に行われた 発表会のレビュー 。 発表会の録音素材を PC 経由で再生しながら、先生と一緒に振り返ります。 前回の発表会では、前半から歌いすぎてしまい「ガス欠」になったこと、また歌詞が飛んでしまったことが反省点として残っていました。 今回はそれを踏まえ、「歌いすぎず、徐々に盛り上げていく構成」を意識して歌唱しました。 録音の波形を確認すると、 2 番の A メロは 1 番の A メロよりも音量が大きく、さらに 2 番のサビは 1 番のサビよりも盛り上がり、 C メロで最大のピークを迎えるという、理想的な展開ができていたと思います。 自己分析では、歌い出しの A メロがやや不安定だったこと、 C メロでは少しやりすぎたかもしれないという点が気になりましたが、先生からは「十分良い出来」との評価。 苦手意識のあった『レイニーブルー』をここまで歌えたことに、現時点では納得感を持つことができました。 それでも自分では「歌いすぎてしまった」という感覚が残り、先生にその点を尋ねたところ、「まったく問題ない」とのこと。 その感覚の正体は「表現方法が少ないこと」だと指摘されました。 盛り上げ方のパターンが単一で、それが繰り返されるため、結果として“歌いすぎ”のように感じてしまうとのことでした。つまり「表現の引き出しが少ない」という課題があるわけです。 これは前回の発表会のレビューでも指摘された内容で、あらためてボイトレの奥深さを実感しました。 発表会の音源を聴いてみる↓  https://www.youtube.com/watch?v=rDveMCQOhFs ※参考:レッスン 9 https://shironoi.blogspot.com/2024/12/9_22.html   ここまでのレッスンを通して、 「声がしっかり出せるようになった」 「“引き算”の歌い方も身についてきた」 という段階に来ているので、現状では“ここが上限”という評価。 ...