ボイトレ記録 1|発声の基本は「口の形」から

 🗓 2024年9月1日:初めてのボイストレーニング

この日は、記念すべきボイトレ第1回のレッスン。
前半は発声練習、後半は課題曲「I love...」の実践へ。


🔊 発声練習:まずは「あいうえお」、口の形を整える

発声練習では、母音「あ・い・う・え・お」を丁寧に発音することからスタート。

「口の開き方が発声のすべてに影響する」とのことで、鏡を使いながら、自分の口の形をチェック。
ポイントは口角をしっかり上げること、表情筋を使うこと、そして上の歯がしっかり見えること。

  • 「あ」は口を大きく全開

  • 「い」は指1本が入るくらい

  • 「え」は指2本が入るくらい

このように口の開きを意識しながら、単音、2回繰り返し、音階(ドレミレド=12321)で発声。
半音ずつ上げ下げしながら繰り返します。

母音が整っていないと、いくら子音を頑張っても上手く聴こえない。
逆に、母音が揃えば勝手に歌がうまくなるという言葉が印象的でした。


💬 滑舌練習:「まめまめまもまもま」

次は「ま・め・ま・め・ま・も・ま・も・ま」といった滑舌トレーニング。
こちらも12321のメロディーにのせて発声していきます。

「め」や「も」が小さくならないよう注意。
正しい口の形で、しっかり響きを持たせることが大事です。


🎵 課題曲「I love...」の練習:歌は“伝える”作業

後半は課題曲「I love...」(原曲から6半音下げ)をワンコーラス練習。
先生から「この曲の課題は?」と問いかけられました。

この曲はカラオケで1年近く練習してきたのですが、歌い終えるだけで精一杯。
「歌ったぞ!」という達成感がないまま終わることが多く、常に音を追いかけている感じ…。
リズムもブレて、高低差にも振り回される――そんな悩みを正直に伝えました。


💡 気づき:歌は「言葉のくくり」と「感情表現」がカギ

先生はまず、「言葉を大切に」「伝えることを意識して」と教えてくれました。

歌はただ音をなぞるのではなく、“伝える作業”であること。
たとえアップテンポな曲で歌詞が聞き取りづらく感じても、実際の歌い手は必ず“言葉の意味”と“感情”を込めて歌っているというのです。

例えば「ぼくが 見つめる 景色の その中に」という歌い出しのフレーズ。
ここでは、助詞や語尾の表現(「が」「る」「の」「に」)を意識的に変えていくよう指導されました。

■語尾の表現を変えるテクニック:

  • 放置するように

  • 丸めるように

  • とめるように

  • 吐き出すように

さらに、フレーズごとに「元気よく」「悲しく」「色っぽく」など表情をつけていくこと。
たとえば、1番の歌い出しは少し切なく、2番では希望に満ちたトーンで、など。


📝 まとめ:ただ覚えて歌うだけじゃない。歌には“戦略”がいる

今までの私は「メロディーを覚えて歌詞を乗せる」だけの歌い方でした。
でもそれだけでは“伝わらない”し、“表現”にもならないということに気づかされました。

今回のレッスンで、**「歌には戦略が必要」**ということを初めて学んだ気がします。
「I love...」をうまく歌えない理由も、まさにここにあったのかもしれません。


元原稿はこちら↓
https://shironoi.blogspot.com/2024/11/blog-post_12.html


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