ボイトレ記録 レッスン1 ~まずは口の形~
2024年9月1日振り返ってレッスン1。
レッスンは、(前半)発声練習、(後半)課題曲「I love...」の練習。
(前半)あいうえおの発声練習
発声は「あ」「い」「う」「え」「お」を整えて発声する練習。
発声練習は体づくり。
口がしっかり開いていることが重要。口の開きから胴周りの使い方を鍛える。
まずは口の形。
鏡に向かって口の形を確認しながら練習する。
口の形、口角がしっかり上がっていること。表情筋を使う。
上の歯がしっかり見えること。「あ」「い」「え」は共通。
「あ」全開、「い」指一本開ける、「え」指2本開ける。
口角が上がっていないとピッチが安定しない。
「あ」「い」「う」「え」「お」の粒がそろえば、勝手に歌は上手くなる。
母音が整っていなければ、いくらきれいに子音をのせても整わない。
活舌練習「ま」「め」「ま」「め」「ま」「も」「ま」「も」「ま」
「12321」(ドレミレド)に歌詞をつけるように半音ずつ上げて下げて、繰り返す発声練習。
「め」「も」で小さくならないように。
(後半)課題曲の練習 ~言葉のくくりで遊んでいく~
つづいて課題曲「I love... 」のワンコーラスを聴いてもらう(原曲より6半音下げ)
「う~ん、まあまあ歌えてるみたいだけど、この曲は何が課題なの。」と先生から質問。
この曲はかれこれ1年くらいカラオケで練習しているものの、歌い終わるのがやっとこさで歌った満足感が得られない。歌っているというより歌わされているという感覚で、高低差がはげしいので、音を追いかけるのに必死で、リズムも乱れる。 歌い出しのAメロでのっけからキレ感もだせず、後半では走ったり、遅れたりでふりまわされている感じ。こんな悩み。
表現においては、まずは言葉のくくりを大切にすることが大事という。 歌は伝える作業なので、言葉を大事にしないと伝わるわけがない。 リズム重視の曲で歌詞がわからないような曲でも結果的にそう聴こえるだけで、作り手はそうは歌っていないこと。 それをたよりにマネすればさらに伝わらなくなるということだ。
例えば歌い出しの「ぼくが 見つめる 景色の その中に」は似たようなメロディーの繰り返しになっている。ここで、「が」「る」「の」「に」の表現を変えなさいという。
繰り返しのフレーズで語尾の表現の色を変えるテクニック。
「放置する」、「丸める」、「とめる」、「吐く」などなど研究しなさいとのこと。
さらにある程度まとまったフレーズの単位で「元気よく歌おう」、「悲しく歌おう」、「色っぽく歌おう」など変えていくことも必要。例えば、1番の歌い出しは悲しく始まるが、2番の歌い出しは希望に満ちている感じなど、歌詞の内容によって表現を変えていくことが聴いている人を飽きさせない歌い方であるという。
ただ、メロディーを覚えたから歌えるのではなく、曲を歌うにはこのような戦略が必要らしい。
これまでずっと、メロディーを覚えて単に言葉をのせた歌い方しかしてこなかった当方には衝撃のレッスンであった。前述の「I love...」が歌いこなせない理由はここにあるのではないかと感じた。
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