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アップテンポの曲ほど言葉を大切に|『希望の轍』で学んだ表現方法

  疾走感のある曲だからこそ「言葉」が重要だった 新しい課題曲として練習が始まったのが、サザンオールスターズの**『希望の轍』**です。 アップテンポで爽快感があり、ライブでも盛り上がる人気曲ですが、レッスンでは意外なアドバイスを受けました。 「ノリで歌えているけれど、もっと言葉を大切にしてみよう。」 自分では勢いよく歌えているつもりでしたが、それだけでは歌詞が聴き手に届いていなかったようです。 今回は、『希望の轍』のレッスンで学んだ「アップテンポの曲だからこそ必要な歌詞の伝え方」についてまとめます。 ノリだけでは歌詞が流れてしまう テンポが速い曲では、どうしてもリズムに意識が向きます。 テンポに遅れないように歌う リズムをキープする 勢いを維持する もちろんどれも大切です。 しかし、そればかりに集中すると、一つひとつの言葉が流れてしまいます。 聴いている人には、 「元気に歌っている」 という印象は残っても、 「何を歌っているのか」 までは伝わりません。 歌詞を「文章」として考える 先生が例として挙げてくれたのが、このフレーズです。 ♪夢を のせて 走る 車道 明日への旅♪ 私は今まで、 ♪夢を|のせて|走る|車道|明日への旅♪ というように、一語ずつ区切って歌っていました。 先生は、 ♪夢をのせて|走る車道|明日への旅♪ というように、意味のあるまとまりで歌うようにと教えてくれました。 歌詞は単語の集合ではなく、一つの文章です。 文章として伝えることで、聴き手にも情景が自然に伝わります。 同じようなメロディーでも役割は違う さらに印象に残ったのが、 ♪走る車道♪ ♪明日への旅♪ この2つのフレーズについてのアドバイスでした。 メロディーは似ていますが、 先生は、 「『明日への旅』を少し強くして、盛り上がりを作ろう。」 と言いました。 つまり、 同じように歌うのではなく、 少しずつ期待感を積み重ねていくことが大切なのです。 この積み重ねが、サビへのワクワク感につながります。 Aメロからサビまで物語を作る それまでの私は、 最初から最後まで同じテンションで歌っていました。 しかし実際の曲は、 Aメロ Bメロ サビ...

お腹と背中で支える発声とは?先生に教わった感覚を解説

  「お腹で支えて」と言われても、最初は意味がわからなかった ボイストレーニングを始めてから何度も言われてきた言葉があります。 「お腹で支えて歌いましょう。」 頭では理解しているつもりでも、実際にどうすればよいのか、長い間わかりませんでした。 お腹に力を入れればいいのか。 腹筋を固めればいいのか。 大きな声を出せばいいのか。 どれも違っていました。 レッスン開始から約2年半。ようやく先生が言っていた「お腹と背中で支える感覚」が少しだけ分かり始めました。 今回は、そのときに体で感じたことを記録しておきます。 力いっぱい歌うほど声が苦しくなる理由 私は以前、 高い声が苦しい 発声練習ですぐむせる 息が続かない 喉が締まる という状態でした。 原因は、声を大きくしようとして胸から上だけで頑張っていたこと。 先生からは何度も 「歌うポジションが上に来ていますね。」 と言われていました。 胸や喉だけで支えようとすると、息が浅くなり、喉だけで無理に音程を作ろうとしてしまいます。 最初から全力で歌わない ある日のレッスンで最初に言われた言葉が印象的でした。 「今日は最初からドンと出さないで。」 さらに、 「喉が温まってきて、『今日はいい感じだな』と思ってからパワーを上げればいいですよ。」 と言われました。 私は調子が悪いほど、最初から全力で取り返そうとしていたのです。 その結果、 力む 喉が締まる 声が出ない という悪循環になっていました。 お腹が締まり、背中が膨らむ感覚 発声練習では、音量をかなり小さくしました。 すると先生から 「そのままお腹を感じて。」 と言われます。 何度も繰り返していると、不思議なことが起きました。 発声する瞬間、 お腹が自然に締まる 同時に背中が少し膨らむような感覚になる のです。 腹筋を固めるのではありません。 体全体で息を支えているような感覚でした。 声を大きくすると感覚が消える その状態で先生は少しずつ 「今のまま1.5倍。」 「今度は2倍。」 と音量だけを上げていきました。 すると、 「あっ。」 と思いました。 大きな声にした瞬間、 お腹の感覚が消える 背中の支えも消...

ボイトレ記録46|力を抜くと声が出る?お腹と背中で支える発声を体感した日。「希望の轍」

 前回のレッスンでは思うように声が出ず、自分でも納得できない内容でした。その悔しさから、この日は平日に発声練習を重ねてリベンジのつもりでレッスンへ。しかし先生から最初に言われたのは、「最初から全力で出さないほうがいい」という意外なアドバイスでした。 この日のテーマは、 力を抜いたまま、お腹と背中で支える発声 。約3年続けてきたボイストレーニングの中でも、「こういうことだったのか」と発声の基本が少し見えた、とても印象に残るレッスンとなりました。 2026年6月28日 |お腹と背中で支える発声を体感 前半:発声練習 リベンジのつもりが、最初からブレーキ 前回は思うように声が出ず、今回はそのリベンジのつもりでレッスンに臨みました。 ところが先生は開口一番、 「調子が悪い日は、最初から全力で出さないほうがいいですよ。」 とアドバイス。 喉が十分に温まる前から大きな声を出そうとすると、どうしても力みに変わってしまうそうです。 「今日はいい感じだな」 と思えてから少しずつ声量を上げれば十分とのこと。 全力で取り返そうとしていた気持ちを見抜かれたようでした。 お腹と背中で支える感覚を覚える この日のメニューは、 あいうえお発声(ダブル) 「123212321」の3トーン発声 滑舌練習 という内容でした。 発声では何度も 「もっと小さな声で。」 「音程も少し低く。」 と修正されます。 声量を落としてみると、不思議なことに胸や喉には力が入らず、お腹が自然に締まり、同時に背中がふくらむような感覚になります。 先生は、 「その感覚を覚えて。」 と言いながら、同じ発声を何度も繰り返しました。 声量を上げると力みが戻る その状態のまま、 1.5倍、さらに2倍と少しずつ声量を上げていきます。 すると、声を大きくしようとした瞬間に、お腹や背中の支えが消え、胸から上だけで声を出してしまいます。 「ああ、今までずっとこれをやっていたんだ。」 そう実感しました。 発声の「型」が少し見えた 続いて3トーンの発声練習。 まだ感覚は安定せず、時々むせてしまいます。 先生は、 「むせるのは力んでいる証拠。」 と説明してくれました。 お腹で支えたまま音程や声量だけを上げる。 これが自然にできるよ...

歌うと息が続かない理由|発声ポジションが高くなっていませんか?

  はじめに 「サビまで息がもたない。」 「フレーズの最後で声が細くなってしまう。」 「高音になると苦しくなる。」 ボイトレを始めた頃の私は、息が足りないのは肺活量が少ないからだと思っていました。 しかし、発表会後のレッスンで先生から言われた一言が、その考えを変えました。 「歌うとき、発声のポジションが上に上がっているね。」 息が続かない原因は、肺活量ではなく**発声する位置(ポジション)**にあることが少なくないそうです。 今回は、実際のレッスンで学んだことをもとに、「歌うと息が続かない理由」と「改善のヒント」をまとめます。 発声ポジションとは? 先生が言う「ポジション」とは、 どこを支えにして声を出しているか という感覚です。 歌いやすい状態では、 下腹(丹田) お腹全体 で支えながら息を流します。 一方、緊張したり力んだりすると、 胸 喉 で声を押し出すような状態になります。 これが「ポジションが上がる」ということでした。 ポジションが高くなると何が起きる? 息をたくさん使ってしまう 胸で歌うようになると、息をコントロールできません。 必要以上に息が漏れてしまい、 声がスカスカになる フレーズが続かない という状態になります。 私は発表会の録音を聞き返して、 「息が漏れすぎて歌い切れていない」 ことに初めて気付きました。 声量が出ない 不思議なことに、たくさん息を使っているのに声は大きくなりません。 むしろ、息だけが逃げて、声の芯がなくなります。 先生からは、 「低い成分がなくなっている。」 と言われました。 声量とは単純に息の量ではなく、 効率よく響かせること なのだと実感しました。 喉が疲れる 息が漏れると、その分を喉の力で補おうとします。 すると、 力む 喉が締まる 苦しくなる という悪循環になります。 以前の私は、「もっと頑張れば出る」と思っていましたが、実際は逆でした。 レッスンで言われた改善ポイント 発表会後のレッスンで先生から言われたことは、とてもシンプルでした。 「お腹から出すことを目標にしよう。」 高音も、 低音も、 息の長さも、 まずは支えを下げることが大切だということです。 ...

モニタースピーカーが聞こえないと歌はどう変わる?|発表会で気づいた「聞こえない」が招く悪循環

  はじめに ライブや発表会で初めて歌ったとき、 「なんだか歌いにくい」 「いつものように声が出ない」 「レッスンでは歌えていたのに…」 と感じたことはありませんか。 私も発表会で同じ経験をしました。 録音を聞き返すと、ギターは思った以上に落ち着いて演奏できていたのに、歌だけが終始力んでいて、息も続いていませんでした。 レッスンで先生と振り返る中で、一つの原因として浮かび上がったのが モニタースピーカーの聞こえ方 でした。 今回は、モニタースピーカーが聞こえないと歌がどのように変わってしまうのか、実体験を交えて紹介します。 モニタースピーカーとは? モニタースピーカーとは、 演奏者自身が自分の歌や演奏を確認するためのスピーカー です。 客席に向けて鳴るメインスピーカーとは違い、ステージ上の出演者が歌いやすくするために設置されています。 自分の声や伴奏のバランスを確認しながら歌えるため、正しい音程やリズムを保つ重要な役割があります。    今回会場で使ったモニタースピーカーは こちら 聞こえないと何が起きるのか 私の場合、モニターが少し聞こえにくいと感じた瞬間から、無意識に歌い方が変わっていました。 「もっと大きな声を出さなきゃ」と思う 自分の声が聞こえないと、 「もっと声を出そう」 という意識になります。 しかし実際には、マイクが十分に声を拾っている場合も多く、必要以上に力を入れてしまうことになります。 息が漏れる 力任せに歌おうとすると、息のコントロールが乱れます。 本来ならフレーズ全体に配分するはずの息を、最初から大量に使ってしまいます。 その結果、 息が続かない フレーズの終わりで失速する 声量が安定しない という状態になりました。 喉に力が入る 聞こえないから押す。 押すから喉が締まる。 喉が締まるから、さらに聞こえない気がする。 この悪循環に入ると、レッスンで積み重ねてきた自然な発声が崩れてしまいます。 先生からも 「歌うポジションが上がっているね」 と指摘されました。 胸や喉で歌う状態になり、お腹で支える感覚がなくなっていたようです。 実際に録音を聞いて気づいたこと 発表会直後は、 「歌もギターもダメだった」 と思っていました。 ところが録...

発表会で実力が出せない5つの原因|ボイトレ3年目で気づいた本当の理由

  はじめに 「レッスンでは歌えていたのに、本番では思うように歌えなかった。」 ボイトレを続けていると、一度は経験する悩みではないでしょうか。 私も発表会では毎回、レッスンでは起こらなかった失敗を経験してきました。 ところが録音を聞き返し、先生と一緒に振り返ってみると、失敗には共通した原因があることが分かりました。 今回は実際の発表会で感じた経験をもとに、「本番で実力を出せない5つの原因」をまとめます。 1.緊張なのか呼吸が浅くなる 一番大きな原因はこれでした。 ステージでは無意識に胸が上がり、呼吸が浅くなります。 すると 息が続かない 声量が出ない 高音が苦しい フレーズの最後まで歌えない という悪循環になります。 先生からは 「歌うポジションが上に上がっている」 と言われました。 普段のレッスンではお腹から支えて歌えていても、本番では胸で歌ってしまうのです。 2.モニターが聞こえないと力んでしまう 今回、一番驚いた発見でした。 モニタースピーカーが聞き取りにくいと、 「もっと大きな声を出さなきゃ」 という意識になります。 しかし実際には 力む 息が漏れる 喉が締まる さらに聞こえなくなる という負のループに入ります。 歌が下手になったのではなく、環境によって歌い方が変わってしまうのです。 3.ステージのセッティングがいつもと違う 私は普段、 譜面台を左側に置いて演奏しています。 ところが本番では無意識に右側へ置いてしまいました。 すると ギターを見る 楽譜を見る マイクを見る 視線の動きが変わり、演奏のリズムまで狂ってしまいました。 本番では「演奏技術」だけではなく 「いつもの環境を再現する」ことも大切だと痛感しました。 4.「失敗したくない」が力みにつながる 発表会では 「ミスしないように」 という気持ちが強くなります。 すると 全力で歌う 力で押す 音程を追いかける という歌になってしまいます。 録音を聞くと、一生懸命なのは伝わるけれど、余裕がありません。 先生からは 「焦らされた歌い方になっている」 と言われました。 歌うことに必死になるほど、聴く人には焦りが伝わってしまうようです...

ボイトレ記録45|本番で実力を出せない原因を振り返る・発表会レビューと新たな課題「LOVE AFFAIR」

 5月30日の発表会から約3週間。 今回は演奏技術を磨くレッスンではなく、本番の録音を先生と一緒に振り返るレビューの時間になりました。 「うまくできた」と思える部分もあれば、「本番だからこそ見えてきた課題」もあります。 演奏だけではなく、ステージでの立ち位置やモニター環境、譜面台の位置まで、本番ならではの気付きがたくさんありました。 そして次回の課題曲は、サザンオールスターズの**「希望の轍」**。 ここから新たなチャレンジが始まります。 2026年6月21日 発表会を振り返る。そして次のステージへ 今回のレッスンは、5月30日に開催された発表会のレビューからスタートしました。 本番の録音を先生と一緒に聴きながら、 「何が良くて、何が課題だったのか」 を細かく分析していきます。 後半には次回の課題曲も決まり、新しいスタートとなるレッスンになりました。 発表会レビュー 先生は、 「よくできていたよ。」 という印象を持ってくれていたようですが、まずは録音を一緒に聴いてもらいました。 評価としては、 安定感がある ギターを弾きながら最後まで歌い切れた 全体として完成度は高い とのこと。 一方で、 「焦りが伝わってくる。」 という指摘も受けました。 余裕がなく、追い立てられるような歌になっているそうです。 自己評価|ギターは成功、歌は反省 自分自身も録音を聴いて、同じ印象を持ちました。 ギターは思っていた以上に落ち着いて弾けていて、自分でも驚くほど。 しかし歌は、 終始、全力。 息が漏れ、フレーズを最後まで歌い切れず、声量も足りない。 余裕がなく、歌そのものを楽しめていない状態でした。 本番だからこそ分かった機材の難しさ 今回、大きな気付きになったのが、 ステージ環境 です。 私の場合、モニタースピーカーが非常に聴き取りにくかった。 その結果、 「もっと大きな声を出さなきゃ」 ↓ 息が漏れる ↓ 息が続かない ↓ さらに力む という悪循環になっていたように思います。 他の出演者は歌いやすかったと言っていましたが、 私だけ違った理由として考えられるのは、 モニタースピーカーとの距離。 近すぎたことで、逆に聴きづらくなっていた可能性があります。 譜面台の位置も失敗だっ...