【ポケカラ練習】秋止符|堀内孝雄の低音の歌い出しを研究
秋にぴったりの一曲を選んでみた「※2025年9月7日追記あり」
2025年8月31日
そろそろ秋。季節に合わせて、アリスの名曲 「秋止符」 を歌ってみることにしました。
しっとりしたバラードで、派手さはない分、表現力が問われる曲です。
試しに歌ってみたところ――正直、のっぺりとした仕上がりに…。
「これはまずい」と思い、改めてじっくり聴き込み直すことにしました。
曲の印象と難しさ
サビはガツンと盛り上げるのではなく、じんわりと高めてスッと引いていくイメージ。
ただしキーが高めなので、そのコントロールが大きな課題になりそうです。
一方で歌い出しは低音。ここをしっかり響かせないと、曲全体のメリハリが出ません。
聴けば聴くほど「うまく歌えるだろうか」という不安と期待が入り混じります。
堀内孝雄さんの歌い方から学ぶ
冒頭フレーズでは、
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「ひだ(左)」が低音
-
「りきき(左利き)」で一気に高音へ跳ね上がる
――という難所があります。
堀内孝雄さんは、ぼそぼそっと歌っているように聞こえながらも低音がしっかり出ていて、さらに高音をソフトに抜いていく絶妙なバランスを見せています。
Aメロは同じパターンの繰り返しなので、
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「ひだ(左)」
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「みぎ(右手で)」
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「いくら(いくら書いても)」
といったフレーズごとの跳躍をきれいにつなげることを意識しながら練習しました。
サビはどう仕上げるか
サビ単独で盛り上がりを出すのは難しいと感じたため、谷村新司さんのハモリを重ね厚みを出して完成させる構成を考えています。
バラードならではの深みを出すために、セルフコラボを視野に入れています。
最近の課題と練習法
ここ最近の練習での課題は、Aメロをソフトに歌おうとしすぎて埋没してしまうクセ。
「秋止符」でも同じ問題が出そうなので、まずは棒歌いでしっかり音を出し、そこから表現を削っていく方法を取る予定です。
秋らしい雰囲気をどう表現できるか――次回の録音に向けてじっくり仕上げていきたいと思います。
関連ブログ 課題に取り組むボイトレの記事です。
今回の練習では、「秋止符」の静かな情感の中に潜む難しさを改めて感じました。
堀内孝雄さんの低音の厚みと、高音をやわらかく抜いていく表現力には本当に学ぶところが多いです。
これから録音を重ねて、自分なりに「秋止符」の世界を表現できるように仕上げていきたいと思います。
完成版をお届けできる日を楽しみにしていてください。
2025年9月7日 追記
あらかじめ立てた作戦通りに試しに録音してみました。
やはり思っていた通り、音のつながりがなかなかうまくいきません。
歌い出しの「左利き」は、「ひだ」をしっかり、「りきき」をやさしく仕上げようと考えていましたが、実際に歌ってみると「左利きのあな」くらいまではしっかり歌ったほうが、流れがスムーズになるようです。
さらに新しい発見もありました。
「左利きのあなたの手紙」の「手紙」、
「右手でなぞってまねてみる」の「まねてみる」、
「いくら書いてもうめつくせない」の「ない」、
「白紙の行がそこにある」の「ある」。
これらの部分に、独特の“タメ”がありました。このタメは簡単には真似できない表現で、歌の味わいになっていると感じました。タメの直前まではしっかり声を出し、その瞬間にふっと抜くことで、曲全体の抑揚が生きてくるのだと思います。
また、サビに向かってメロディーがどんどん高くなりますが、仕上がりはあくまでソフト。自分はつい地声で張り上げてしまい、中途半端な印象になってしまいました。よく聴いてみると、堀内さんは裏声を混ぜて響きを保ちながら、優しい印象にまとめているようです。今後は裏声を活用し、しっかり響かせつつソフトに仕上げていきたいと思います。
まとめ
「秋止符」は、表面的にはシンプルなバラードに聴こえますが、低音から高音への移行、タメの使い方、裏声のコントロールなど、堀内孝雄さんならではの高度な技術が詰まった曲だと感じました。
引き続き、細かい部分を研究しながら、自分なりの表現を探していきたいと思います。
投稿してみました。ぜひ、お聴きください。↓
https://u.pokekara.com/mv/1967235352738803712?u_share=u1626318627030695077
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