ボイトレ記録51|高音で喉が苦しくなる原因は腹圧不足?弾き語りで「語尾」が消える落とし穴
2026年9月6日。
今回のレッスンは、前半が発声練習、後半が課題曲「希望の轍」の練習です。
ここ数回は「発声再構築」ということで、発声そのものを見直すレッスンが続いていましたが、今回は久しぶりに以前のレッスンパターンへ。
そして今回、新たに取り組んだのが腹圧トレーニングです。
一方、後半は発表会に向けてギターを持ち込み、いよいよ「希望の轍」の弾き語り練習。
すると、ギターを弾くことで、これまでできていたはずの「歌詞を丁寧に伝える」という課題が、すっかり抜け落ちてしまいました。
今回は、高音で喉が苦しくなる原因と腹圧、そして弾き語りで歌詞がおろそかになる落とし穴について書いていきます。
前半:発声練習
今回の発声メニューは次のとおり。
- あいうえおの発声練習 → ダブル「あ〜あ〜」
- 「123454321」の発声練習 → 「あ」「え」
- 腹圧トレーニング → 「はっ、はっ、はっ」
- 滑舌練習 → 「まめまめまもまもま」
久しぶりに5トーンの発声練習に取り組みます。
ところが、久々ということもあって、どうもまた全力発声になってきました。
高い音に上がっていくと、喉が閉まって苦しくなってきます。
「やっぱり、まだ7割くらいの力加減がちょうどいいんだな」
そう思いながらも、気がつくと全力で声を出してしまう。
危うく、むせそうになるところまでいってしまいました。
以前のレッスンでも、力みが出ると咳き込んだり、喉が苦しくなったりしていました。
どうやら、この癖はまだ完全には抜けていないようです。
腹圧トレーニングに挑戦
続いて、今回の新しい練習。
腹圧トレーニングです。
「はっ、はっ、はっ」
という発声に合わせて、お腹を締めていきます。
先生からは、おへその少し上あたりを発声に合わせてへこませるように教えてもらいました。
ここで面白かったのが、単純に、
「声を出す → お腹をへこませる」
という順番ではないこと。
私の感覚では、
お腹をへこませる
↓
息が出る
↓
その息に声が乗る
というイメージです。
つまり、声を出した結果としてお腹が動くのではなく、お腹の動きと息の流れが先にあって、その上に声が乗ってくるような感覚です。
お腹を動かそうとすると、今度は声が出ない
ところが、これが難しい。
何度かやってみると、ゆっくりならできます。
しかし、発声に意識が向くと、お腹の動きが後回しになってしまいます。
「声を出すこと」に集中してしまうわけです。
これは、腹圧と発声がまだ連動していないということなのでしょう。
そこで今度は、声よりもお腹と息の連動に意識を集中。
すると今度は、
息は出るけれど、声にならない。
なんとも難しい。
「はっ、はっ、はっ」
「ひっ、ひっ、ひっ」
と、「は行」の発声で練習を続けますが、なかなかついていけません。
腹圧が足りないと、喉で補ってしまう
先生の説明では、腹圧が足りないと、その不足分を喉で補うことになるそうです。
ここで、ふと思いました。
高音になると喉が苦しくなるのは、腹圧が足りないからなのでは?
もちろん、今回のレッスンだけで原因を断定できるわけではありません。
ただ、これまでの自分の発声を振り返ってみると、思い当たるところがあります。
高い声を出そうとする。
↓
声をもっと出そうとする。
↓
お腹よりも胸から上に力が入る。
↓
喉が閉まる。
↓
苦しくなる。
これまで私は、「高い声をどう出すか」「声をどう響かせるか」ということに意識が向きがちでした。
しかし、そもそも声を支えるお腹の使い方が足りていなかったのではないか。
これは、これまであまり意識してこなかったポイントです。
迫力のある声を目指してきたけれど……
これまで私は、迫力のある歌声を出したいと思ってきました。
そのため、
「もっと声を出す」
「もっと前に飛ばす」
「もっと響かせる」
という方向に意識が向いていました。
もちろん、それも大切なのでしょう。
ただ、今回の腹圧トレーニングをやってみて、
「声を大きくする前に、声を支える仕組みを作らないといけないのでは?」
と思うようになりました。
特に、高音で喉が苦しくなる自分にとっては、しばらく腹圧を意識した練習を続けてみたいところです。
後半:「希望の轍」をギターで弾き語り
後半は「希望の轍」。
今日から発表会に向けて、ギターを持っての練習です。
まずは一曲通して歌ってみます。
先生からは、
「まあまあできてるな。あとは慣れかな」
という評価。
ひとまず、大きな問題はなさそうです。
ところが、続いて先生から出たのが、
「あとは、言葉を大事にする。これに注意して」
という指摘でした。
弾き語りの落とし穴
歌だけで練習しているときには、これまで何度も「言葉を大切にする」ことを意識してきました。
ところが、ギターを弾きながら歌うと、それができなくなっています。
考えてみれば当然です。
弾き語りでは、
- 次のコードを考える
- ギターのリズムを維持する
- ストロークを確認する
- 歌のメロディーを追う
- 歌詞を思い出す
など、同時にいろいろなことをやらなければなりません。
すると、どうしても意識がギター側へ引っ張られます。
その結果、
歌詞の語尾がおろそかになる。
これが、今回先生から指摘された「弾き語りの落とし穴」です。
特に「語尾」が消えやすい
先生の話を聞いて、「なるほど」と思いました。
歌詞の中でも、リズムの表にあたる部分は比較的意識できます。
しかし、リズムの裏側にある語尾などは、どうしても惰性になりやすい。
ギターのリズムを刻みながら歌っていると、
「歌詞を歌う」
というより、
「次のコードに移る」
「次のフレーズに進む」
という意識が強くなってしまいます。
その結果、歌詞の最後の一音が雑になったり、息だけになったりする。
これでは、これまでレッスンで積み重ねてきたことが台無しです。
「弾けている」と「歌えている」は別問題
今回、改めて感じたのが、
ギターが弾けるようになることと、弾き語りができることは別
ということです。
ギターだけなら弾ける。
歌だけなら歌える。
でも、二つを同時にすると、どちらかがおろそかになる。
私の場合は、歌詞の細かい表現が抜けてしまいました。
しかも、「希望の轍」はアップテンポの曲。
勢いよくギターを弾いていると、その勢いのまま歌ってしまいます。
以前のレッスンで、
「アップテンポの曲は雑さも味になる」
と教えてもらいました。
しかし、今回のように何も考えず雑になってしまうのは、また別の話。
「雑さを活かす」のと、「雑になってしまう」のは違います。
ここはしっかり区別しなければいけません。
弾き語りでも「言葉」を忘れない
今回の課題はシンプルです。
ギターを弾きながらでも、歌詞の語尾まで意識する。
これだけ。
とはいえ、実際にやってみるとなかなか難しい。
ギターを弾くことに慣れてくれば、演奏に使う意識が減って、歌に意識を戻せるようになるはずです。
先生からも、繰り返し練習するときに、
「語尾に注意して」
とのアドバイス。
しばらくはここを重点的に練習してみようと思います。
今回のレッスンで分かった2つの課題
今回のレッスンでは、前半と後半で別々の課題が出てきました。
発声では「腹圧」
高音になると喉が苦しくなる。
その背景に、腹圧不足があるのかもしれない。
まずは、お腹と息と声が連動する感覚を身につけたいと思います。
弾き語りでは「語尾」
ギターを弾くことに意識が向きすぎると、歌詞の細かい表現が抜けてしまう。
特に、語尾が惰性にならないようにする。
こちらは、とにかく弾きながら歌う練習を繰り返すしかなさそうです。
まとめ
発声再構築を続けてきて、ようやく通常のレッスンパターンに戻りました。
ところが、久しぶりの5トーンでは、また全力発声に戻りかけてしまいました。
そして新しく取り組んだ腹圧トレーニングでは、
「高音を出すためには、喉だけで頑張るのではなく、お腹からの支えが必要なのでは?」
という新しい課題が見えてきました。
後半の弾き語りでは、ギターに意識が向くことで、歌詞の語尾がおろそかになるという問題も発生。
歌だけならできていたことが、ギターを持つとできなくなる。
これも弾き語りならではの難しさです。
発表会まで、まだ時間があります。
まずは、お腹で支える発声と、ギターを弾きながらでも言葉を大切にする歌い方。
この2つを意識しながら、「希望の轍」を仕上げていきたいと思います。
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