お腹と背中で支える発声とは?先生に教わった感覚を解説
「お腹で支えて」と言われても、最初は意味がわからなかった
ボイストレーニングを始めてから何度も言われてきた言葉があります。
「お腹で支えて歌いましょう。」
頭では理解しているつもりでも、実際にどうすればよいのか、長い間わかりませんでした。
お腹に力を入れればいいのか。
腹筋を固めればいいのか。
大きな声を出せばいいのか。
どれも違っていました。
レッスン開始から約2年半。ようやく先生が言っていた「お腹と背中で支える感覚」が少しだけ分かり始めました。
今回は、そのときに体で感じたことを記録しておきます。
力いっぱい歌うほど声が苦しくなる理由
私は以前、
- 高い声が苦しい
- 発声練習ですぐむせる
- 息が続かない
- 喉が締まる
という状態でした。
原因は、声を大きくしようとして胸から上だけで頑張っていたこと。
先生からは何度も
「歌うポジションが上に来ていますね。」
と言われていました。
胸や喉だけで支えようとすると、息が浅くなり、喉だけで無理に音程を作ろうとしてしまいます。
最初から全力で歌わない
ある日のレッスンで最初に言われた言葉が印象的でした。
「今日は最初からドンと出さないで。」
さらに、
「喉が温まってきて、『今日はいい感じだな』と思ってからパワーを上げればいいですよ。」
と言われました。
私は調子が悪いほど、最初から全力で取り返そうとしていたのです。
その結果、
- 力む
- 喉が締まる
- 声が出ない
という悪循環になっていました。
お腹が締まり、背中が膨らむ感覚
発声練習では、音量をかなり小さくしました。
すると先生から
「そのままお腹を感じて。」
と言われます。
何度も繰り返していると、不思議なことが起きました。
発声する瞬間、
- お腹が自然に締まる
- 同時に背中が少し膨らむような感覚になる
のです。
腹筋を固めるのではありません。
体全体で息を支えているような感覚でした。
声を大きくすると感覚が消える
その状態で先生は少しずつ
「今のまま1.5倍。」
「今度は2倍。」
と音量だけを上げていきました。
すると、
「あっ。」
と思いました。
大きな声にした瞬間、
- お腹の感覚が消える
- 背中の支えも消える
- 胸から上だけで歌ってしまう
これが今までの歌い方だったのです。
むせるのは力んでいるサイン
この日のレッスンでは何度かむせました。
先生はすぐに、
「むせるのは力んでいる証拠。」
と言います。
つまり、音程が高いからではなく、
支えを失って喉だけで頑張っている
ということでした。
これはとても大きな発見でした。
「背中を使う」は姿勢だけではない
以前から先生には、
- 背中を意識して
- 肩甲骨を開いて
- 胸を開いて
と何度も言われていました。
最初は姿勢の話だと思っていました。
しかし今回、お腹の支えと一緒に背中を感じることで、
「なるほど、これだったのか。」
と思いました。
背中は姿勢を良くするためだけではなく、
息を支える土台でもあったのです。
先生が教えてくれた言葉
最後に先生はこう言いました。
「ある日、体が覚えたら突然楽になります。」
さらに、
「体の中がどうなっているかを考えながら練習してください。」
とのこと。
歌は筋力だけではありません。
体の使い方を理解しながら練習することが、上達への近道なのだと感じました。
まとめ
今回のレッスンで学んだことを整理すると、
- 最初から全力で歌わない
- お腹の支えを最優先にする
- 背中が自然に使える状態を作る
- 声を大きくしても支えを失わない
- むせたら力みのサインだと考える
この感覚は一度では身につきません。
それでも、約2年半レッスンを続けてきて、ようやく先生の言葉の意味が少し理解できた気がします。
まだ完全にはできませんが、「お腹と背中で支える発声」の入り口には立てたように感じています。
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