ボイトレ記録50|歌に「広がり」を出すには?背中に引っ張る発声を教わった 「希望の轍」
2026年8月23日、今回でボイトレのレッスンも50回目になりました。
レッスンはいつものように、前半が発声練習、後半が課題曲の練習です。
現在は「発声再構築中」。
最近は、発声だけでなく、言葉を整えることにも取り組んでいます。
今回も前半では3文字の言葉を使った発声練習を続けました。
後半の課題曲は、引き続き『希望の轍』。
前回は「声を前に出す」ことを意識しすぎて、歌がブツブツ切れてしまうという問題が発生しました。
今回はその部分が少し整理されてきた一方で、新たな課題が出てきました。
それが、
「歌にもっと広がりを出す」
ということでした。
前半:3文字発声を続ける
今週も3文字発声
まずは「あいうえお」の発声練習。
今回は「あ」「い」「う」「え」「お」と一音ずつ発声します。
ただ、ここに時間をかけることなく、すぐに3文字発声へ。
最近ずっと続けている練習です。
どうやら、私の「あいうえお」は、それぞれの声に少しばらつきがあります。
そこで、3文字の言葉を使いながら、そのばらつきを整えていきます。
今回選んだ言葉は、
- あいす
- いくら
- うさぎ
- えがお
- おくら
です。
これらをアナウンサーのように、できるだけはっきり発声します。
しゃべり言葉の発声ポイントを覚える
この練習のポイントは、単純に滑舌を良くすることだけではありません。
先生からは、しゃべり言葉で自然に出ている声のポイントを覚えて、それを単音の発声でも使えるようにするという考え方を教えてもらっています。
「あいうえお」を一音ずつ発声すると、それぞれの口の形が違うため、声の出方にもばらつきが出やすい。
そこで、実際の言葉を使って発声してみる。
すると、自然な状態で声が出るポイントが見つかりやすい。
その感覚を覚えて、今度は単音の「あ」「い」「う」「え」「お」に戻していくわけです。
言葉が変わると、苦手な音が見えてくる
ところが、前回とは言葉が変わったことで、また違う問題が出てきました。
どうやら私は、サ行やガ行が苦手なようです。
今回の言葉では、「あいす」や「うさぎ」が特にたどたどしい。
「あいうえお」だけをやっていると気づきにくいのですが、言葉にしてみると、苦手な音がかなり分かります。
発声練習をしているつもりが、同時に自分の発音の弱点チェックにもなっています。
3文字発声を5トーンに乗せる
続いて、3文字発声を5トーンに乗せます。
「あいす」
「あいす」
「あいす」
「あいす」
……最後は「あー」と伸ばします。
これを繰り返します。
ところが、今回も言葉によって難易度が違います。
特に「あいす」「うさぎ」は、少したどたどしい感じ。
そして、今回も先生から、
「相変わらず、『う』が奥まっていくね」
と指摘されました。
やっぱり「う」は私にとっての課題です。
言葉を変えても同じ問題が出るということは、偶然ではなく、自分の発声のクセとして考えたほうがよさそうです。
後半:課題曲『希望の轍』
「だいぶできてきてると思うけど……」
後半は『希望の轍』です。
先生から、
「だいぶできてきてると思うけど、気になるところある?」
というような形で聞かれました。
でも、ここで自分自身が困ってしまいました。
これまで先生からいろいろ指摘されてきましたが、自分の中でまだ整理しきれていないのです。
「ここはこうする」
「ここはこう歌う」
というポイントが増えてきて、頭の中が少し混乱しています。
自分では、
歌い込んでいけば、だんだん落ち着いてくるのではないか
と考えています。
そこで、
「じゃあ、通してみましょう」
ということで、まずは一曲歌ってみることにしました。
「よし、あとはサビですね」
歌い終わると、先生から、
「よし、あとはサビですね」
という感じの評価。
前半部分はだいぶできてきている。
そして、サビも前回教えてもらった「まとめる感じ」が少しずつできてきているとのこと。
ここまでは、かなりいい感じです。
ところが、もう一つ課題がありました。
それが、
「広がり」
です。
もっと「空間の広さ」がほしい
先生が理想として示してくれたのは、
「もっと広がりを足したい」
ということでした。
ここでいう「広がり」は、単純に声を大きくするという話ではありません。
先生から教えてもらったのは、
前で(狭いところで)まとめるのか、広いところでまとめるのか
という違いです。
声を前にまとめること自体は、これまで教えてもらってきたこと。
ただ、それだけだと声の空間が狭くなる。
そこに、もう少し空間的な広がりを加える。
その違いを、先生が5トーンの発声で実際に聴かせてくれました。
「狭い声」と「広い声」を聴き比べる
先生が、
- 狭いところでまとめる発声
- 広いところでまとめる発声
を実際に聴かせてくれました。
聴いてみると、明らかに音量が違うように感じます。
「広いほうが大きく聞こえる」
と思ったのですが、先生によると、単純に声量を上げているわけではありません。
響きが加わることで、結果的に音量が変わって聞こえる。
ということでした。
これは面白い。
「大きな声を出す=迫力が出る」
と考えがちですが、今回教えてもらったのは、それとは少し違います。
背中の方向に広げるイメージ
では、どうやってその「広がり」を作るのか。
先生から教えてもらったイメージは、
ここぞというときに、背中方面に拡張するような感覚。
声そのものは前にまとめる。
でも、同時に背中の方向にも引っ張られているようなイメージです。
言葉にすると少し不思議です。
「前に出すのに、後ろにも引っ張る?」
最初はそう思います。
でも、実際にやってみると、これまでとは違う感覚があります。
声を前に出すだけなら、どうしても意識が前方に集中します。
そこに背中方向への広がりを加える。
すると、声の周囲に空間ができるような感じがします。
あくまで私自身がレッスンで感じたイメージですが、これはかなり面白い感覚でした。
「前にまとめる」と「背中に広げる」を使い分ける
先生から教えてもらったのは、
声は前にまとめる。
でも、背中に引っ張られながら前に向かっていく。
というようなイメージ。
これまでの私は、
「声を前に出す」
ことばかり考えていました。
ところが、今回のレッスンでは、
前に出すだけではなく、後ろにも空間を作る。
という考え方が加わりました。
これによって、歌声のスケール感が変わってきます。
特にサビのように、曲が大きく展開するところでは、この「広がり」が重要になりそうです。
『希望の轍』で実際に試してみる
そこで、サビのフレーズなどで実際に試してみます。
普段のように前にまとめる。
そして、ここぞというところで背中方向にも広げる。
すると、
「おお、これは迫力が出る」
という感じがします。
自分でもちょっと驚きました。
今まで「声を大きくする」ことばかり考えていたのですが、そうではなく、
声の響く空間を広げるような意識
を持つことで、歌の印象が変わります。
もちろん、まだ教えてもらったばかり。
すぐに自由自在に使えるわけではありません。
でも、
「これは身につけたい」
と思える新しい感覚でした。
細かく歌うだけではなく、歌全体を広げる
ここ最近のレッスンを振り返ってみると、かなり面白い流れになっています。
最初は、
「言葉をはっきり歌う」
ことを意識しました。
ところが、それをやりすぎて、前回は歌がブツブツ切れてしまいました。
そこで、
言葉を切らずに、歌全体を流す
ことを学びました。
そして今回は、その先にある、
「流れを保ちながら、さらに空間を広げる」
という課題です。
一つ一つの言葉をどう発音するかだけではなく、
「このフレーズをどこまで広げるのか」
「このサビをどんな空間で歌うのか」
という、より大きな視点が必要になってきました。
50回目のレッスンで、新しい課題が見えてきた
今回でボイトレも50回目。
ここまで続けてきて思うのは、できるようになったと思ったら、また次の課題が出てくるということです。
でも、それは悪いことではないのかもしれません。
以前は「声を前に出す」こと自体が課題でした。
それが少しできるようになったから、
「前に出しすぎるとブツブツする」
という問題が見えてきた。
さらに今回は、
「前にまとめるだけでは、もっと広がりがほしい」
という課題が出てきた。
つまり、できるようになったからこそ、次の課題が見えるようになってきたわけです。
まだまだ発声も歌も完成には遠いですが、こうやって少しずつ課題が変化していくのは、50回続けてきたからこそ感じられることなのかもしれません。
まとめ|歌声は「前に出す」だけではなく「広げる」
今回のレッスンで特に印象に残ったのは、
「声を前にまとめながら、背中方向にも広げる」
という感覚でした。
これまで私は、声を前に出すことをかなり意識してきました。
それ自体は必要なことでしたが、今回はその先へ。
前にまとめるだけではなく、背中方向にも空間を作る。
そうすることで、私自身は声に迫力や広がりが加わったように感じました。
そして今回、もう一つ感じたことがあります。
歌は、
「一つ一つの言葉をどう歌うか」
だけではなく、
「歌全体をどんな空間で響かせるか」
という視点も必要なのだということ。
まだ「背中に引っ張る」という感覚は、うまく再現できたり、できなかったりします。
それでも、今回感じたあの迫力は忘れたくありません。
これを何度も練習して、なんとか自分の歌に身につけていきたいと思います。
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