ボイトレ記録46|力を抜くと声が出る?お腹と背中で支える発声を体感した日。「希望の轍」

 前回のレッスンでは思うように声が出ず、自分でも納得できない内容でした。その悔しさから、この日は平日に発声練習を重ねてリベンジのつもりでレッスンへ。しかし先生から最初に言われたのは、「最初から全力で出さないほうがいい」という意外なアドバイスでした。

この日のテーマは、力を抜いたまま、お腹と背中で支える発声。約3年続けてきたボイストレーニングの中でも、「こういうことだったのか」と発声の基本が少し見えた、とても印象に残るレッスンとなりました。


2026年6月28日|お腹と背中で支える発声を体感

前半:発声練習

リベンジのつもりが、最初からブレーキ

前回は思うように声が出ず、今回はそのリベンジのつもりでレッスンに臨みました。

ところが先生は開口一番、

「調子が悪い日は、最初から全力で出さないほうがいいですよ。」

とアドバイス。

喉が十分に温まる前から大きな声を出そうとすると、どうしても力みに変わってしまうそうです。

「今日はいい感じだな」

と思えてから少しずつ声量を上げれば十分とのこと。

全力で取り返そうとしていた気持ちを見抜かれたようでした。


お腹と背中で支える感覚を覚える

この日のメニューは、

  • あいうえお発声(ダブル)
  • 「123212321」の3トーン発声
  • 滑舌練習

という内容でした。

発声では何度も

「もっと小さな声で。」

「音程も少し低く。」

と修正されます。

声量を落としてみると、不思議なことに胸や喉には力が入らず、お腹が自然に締まり、同時に背中がふくらむような感覚になります。

先生は、

「その感覚を覚えて。」

と言いながら、同じ発声を何度も繰り返しました。


声量を上げると力みが戻る

その状態のまま、

1.5倍、さらに2倍と少しずつ声量を上げていきます。

すると、声を大きくしようとした瞬間に、お腹や背中の支えが消え、胸から上だけで声を出してしまいます。

「ああ、今までずっとこれをやっていたんだ。」

そう実感しました。


発声の「型」が少し見えた

続いて3トーンの発声練習。

まだ感覚は安定せず、時々むせてしまいます。

先生は、

「むせるのは力んでいる証拠。」

と説明してくれました。

お腹で支えたまま音程や声量だけを上げる。

これが自然にできるようになると、ある日突然、楽に歌えるようになるそうです。

体の中は見えませんが、

「今どこを使っているのか」

を考えながら練習することが上達への近道だと教わりました。

ボイトレを始めて約3年。

ようやく発声の基本となる「型」が少し分かったような気がしました。


滑舌練習は思いのほか好調

一方で滑舌練習は好調でした。

最近続けている「声を前で鳴らす」意識が定着してきたのか、

キレも良く、声が前へ飛ぶ感覚があります。

これまで積み重ねてきた練習が少しずつ形になってきたようです。


後半:課題曲「希望の轍」

ノリだけではなく「言葉」を届ける

今回から新しい課題曲、**「希望の轍」**の練習がスタートしました。

まずは1コーラス歌ってみます。

先生からは、

「よく歌えているけど、ノリだけで歌っているね。」

というアドバイス。

アップテンポの曲だけに勢いで歌ってしまいますが、

歌詞を文章として伝えることが大切だそうです。

例えば、

♪夢を  のせて  走る  車道  明日への旅♪

ではなく、

♪夢をのせて   走る車道   明日への旅♪

というように、言葉のまとまりを意識して歌うことで、聴き手に情景が伝わりやすくなります。(つなげて歌うということではありません。)


同じフレーズでも盛り上げ方を変える

さらに、

「走る車道」と「明日への旅」

という似たメロディーでも、

後半の「明日への旅」を少し強調すると、曲全体が自然にビルドアップし、ワクワク感が生まれるとのこと。

同じメロディーでも歌い方ひとつで印象が変わることを学びました。


滑舌練習は歌にもつながっていた

Bメロでは、

♪恋心 何故に切なく 胸の奥に迫る♪

を重点的に練習。

先生からは、

「ここは滑舌練習の『まめまめ』を思い出して。」

とのアドバイスがありました。

普段の基礎練習が、そのまま歌に結びついていることを改めて実感した瞬間でした。


まとめ

今回のレッスンで一番印象に残ったのは、

「力を抜くほど、お腹と背中が働き、本来の声が出る」

ということでした。

これまで声を出そうとするほど力が入り、喉で押してしまうことが多かったのですが、その原因が少し見えた気がします。

また、新しい課題曲「希望の轍」では、勢いだけではなく言葉を届ける歌い方という新たなテーマも加わりました。

発声と表現。

この二つを意識しながら、次回以降のレッスンでもさらに磨いていきたいと思います。


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