ボイトレ記録 32|高音を楽にする“背中の使い方”を習得!発表会前の最終仕上げ
2025年11月16日
発表会を1週間後に控えた第32回レッスン。前半は前回に続き“驚きブレス”を使った喉の負担軽減トレーニング、後半は課題曲「明日晴れるかな」の細部の仕上げへ。特に今回は、高音が楽に出るようになる「背中の使い方」を学び、大きな発見のあるレッスンとなりました。
【前半】発声練習
今回も、喉に負担がかかる発声を改善するトレーニングを継続。
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あいうえお発声 → ダブル「あ〜あ〜」
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「123454321」発声 → 母音「あ」
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滑舌練習「まめまめまもまもま」
まずは「あいうえお」で声を慣らし、「12321」→「123454321」と段階的に音階を上げていく流れへ。久しぶりの「12321」は思いのほか楽に発声でき、先生いわく、朝イチで声出しをしていなかったため負担にならないメニューに調整してくれたとのこと。
課題は、やはり 力んでしまう癖。
前回のテーマである“驚きブレス”を使い、思い切り吸った息を自然に吐きながら発声するよう意識する。
【後半】課題曲「明日晴れるかな」
来週の発表会に向け、曲の細部の仕上げに入る。
●エンディングの表現を細かく調整
以下のフレーズで、「もう少し“話すように”歌ってみては」とのアドバイス。
弱めに歌う部分だが、息に流しすぎると声の芯が消えてしまうため、「言葉の芯」をしっかり保つことが重要。
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「ささやいているよ」 → “て”
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「明日晴れるかな」 → “れ”
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「遥か空の下」 → “ら”
母音をしっかり届けることで、言葉がぼやけずに伝わる歌い方になる。
●高音を楽に出すコツは「背中を使う」
エンディングは音域が高く、制御が難しい部分。
これまでは胸〜喉が閉まる感覚があり、結果として苦しそうな発声になっていた。
そこで先生から新しいアプローチ:
背中、特に肩甲骨の間の下あたりを意識して胸を開く。(背中をトントンやりながら)
背中が使えると、
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胸が開く
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空間が広くなる
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喉が締まりにくくなる
という好循環が生まれ、高音が楽に出る。
●練習方法
背中と壁の間にペットボトルを挟んで歌うと効果的。
胸が閉じて体が前に倒れるとペットボトルが落ちるため、自然と背中の意識が維持できる。
この方法で歌うと、これまで苦し紛れに絞り出していた高音が、少し余裕を持って出せるようになり、まさに「驚き」の体験となった。
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