ボイトレ記録 レッスン9 ~引き出しが少ないだけだよ~

 20241215日レッスン9

いつもレッスンは、(前半)発声練習、(後半)課題曲「I love...」の練習なのだが、今日は1124日の発表会のレビューを依頼。発表会の録音素材をパソコンで一緒に聞いてもらう。

レッスン7で戦略立案した通り、「ワンコーラス目を4割程度の力でおさえて、後半Dメロあたりから勝負をかける。」というイメージで11月10日から約2週間練習を重ねた結果が上の波形。

我ながら「やったぞ。」と思ったのはCメロ「見えないもの~」と落ちサビ「重なる愛の中で~」をがっつり落とせたところ。歌った感覚と波形が一致していて納得。

Cメロの直前で先生のピアノがピアニッシモになったので、「よし来た」と思い、ささやく歌い方にチェンジ。ところが、1回目のサビを歌い過ぎたせいで、2回目のサビあたりから徐々に苦しくパワーダウン。 なんとか落ちサビは乗り切ったが、大サビはガス欠寸前、途中歌詞がぶっとぶなどもあり、後半の締めくくりは完全にガス欠で感情表現どころではなくなっていた

大きな声を張り上げて歌うことは気持ちいいのだが、それがステージの上ではなおさらで気持ちが良すぎてあまり何も覚えていない感じ。

流して聴いているとそれなりにも聴こえるが、やはり痛い感じが気になる。


先生曰く、よく歌えてると思う、波形もいい感じ、実際の発表の時も構成を考えながら歌っていることが感じられた、最初にしては全然問題ないと言ってくれたが、自分が気持ちいいということは大事なことだけど、「自己満足みたいな感じじゃない」と言われて愕然とする。

自分が気持ちよく歌うことを前提でさらにお客さんを気持ちよくする、これがベストな歌い方だという。ますは、自分が気持ちよくならないとその気持ちはお客さんには伝わらない、その意味では今回は合格ということになる。あとはお客さんにどう伝わっていたかどうかだ。

当方が気にしている前述の問題点を説明すると先生は、まだ、引き出しか少ないだけだよと一言。今の山本さんは等身大の山本さんのままで抑揚をつける方法しか知らないから、それの繰り返しになってしまう。ただそれだけのことだという。一つの刀で戦っているようなものだよ、いろんな武器を持たなきゃ戦えないよという。プロの歌手はいろんな武器(技術)を持っていて、同じメロディのかたまりでも、感情、温度感など毎回違う色を付けて表現するらしい。役者と同じという。1曲のなかでも、同じフレーズを変化をつけて飽きさせない歌い方を身に着けることが大事という。

 

「この武器どうして増やすの・・・」と思いはしたものの、結局、いろんな種類の曲を歌いこなして引き出し(武器)を増やしていくしかなさそう。シンプルなメロディーでシンプルな歌詞の曲、これが、歌唱力を問われるとのことだ。その流れで、先生が提案してくれた課題曲は「レイニーブルー」、「最後の雨」だ。

どちらの曲もカラオケで何度も歌ったが、声が出ず聴きぐるしい感じになるのと歌い出しが難しすぎて歌わなくなった曲だ。これを克服すると一つ武器が手に入るということか・・・。




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