【ポケカラ練習】小柳ルミ子「お久しぶりね」|難しいメロディーの流れを研究

 2025年8月31日

先日、父が他界したこともあり、家にこもりがちだった母をカラオケボックスに連れ出しました。
ちょうど前日に、テレビで作曲家・すぎもとまさとさんのインタビュー番組を再放送していて、それを観た母の気持ちが少し前向きになったのかもしれません。すぎもとさんは小柳ルミ子さんの黄金期に数々の楽曲を提供しており、母も当時から好きだったようです。

久しぶりのカラオケだといいながら、母はいきなり小柳ルミ子さんの「お久しぶりね」を歌い出しました。私は当時のヒット曲として知ってはいたものの、サビに入る直前の「それじゃ さよなら元気でと」の激しい音程の上下を見事に歌いこなす母に、ただただ感心させられました。改めて、すぎもとさんの作る曲は難しい…と実感。

そこで自分も練習になると思い、さっそくポケカラで挑戦してみました。
何度か歌ってみて「それらしくなったかな」と思ったものの、どうにも音程が定まらない。原曲を聴き直すと、案の定ところどころ外れていて、まだまだ練習が必要だと痛感しました。

特に気づいたのは次の部分です。

  • 「それじゃ さよなら元気でと」の「ら元気」

  • 「冷たく背中を向けたけど」の「を向けた」

  • 「いまでもほんとは好きなのと」の「は好きなの」

これらがきちんと下がりきっていなかったのです。さらに、この部分はテンポは変わらないものの、ドラムの雰囲気が切り替わるポイント。だからこそ、キレ感は残しつつもソフトに歌う必要があるのだと感じました。

たとえば「それじゃ さよなら」は落ち葉が落ちていくように下がり、「ら元気」はしっかり出して、「でと」は上がるけれどふわっと抜く――そんなイメージです。

また、この曲はテンポのあるナンバーですが、要所要所で力を抜くことも大切だと気づきました。たとえば「お茶だけのつもりが 時のたつのも忘れさせ 別れづらくなりそうで」の「別れづらくなりそうで」のあたりです。

練習課題としては手ごたえ十分。まずは自分に合ったキーを探るところから始めました。

4つ下げ、5つ下げ、6つ下げで試したところ、6個下げだと余裕が生まれ、表現をつけやすいと感じました。ここを基準に練習を重ねていきたいと思います。


次回はキーを6個下げたバージョンで、表現の細部を仕上げる練習に挑戦する予定です。完成度を高めた一曲をお届けできればと思います。


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