歌っても声が出ない…原因は“喉の使い方”かも?仕事帰りのボイトレで気づいた5つのこと
「最近、歌っても思うように声が出ない…」そんな風に感じたことはありませんか?
私もまさにそんな状況に悩んでいました。特に仕事帰りの夕方以降になると、喉が枯れたようになり、高音が出づらくなる。声が重たく響かず、カラオケでも不完全燃焼…。そんなモヤモヤを抱えながら参加したボイストレーニングで、先生のアドバイスや自分の身体の変化から、いくつかの大切な気づきを得ることができました。
今回は、「声が出ない原因」に心当たりがある方へ、仕事帰りのボイトレで実感した5つのポイントをお届けします。
1. 喉が閉まっていると声は出ない
仕事中、電話や会議でしゃべるとき、無意識に「しっかり伝えなきゃ」と力が入っていませんか?
私も日中は人と話す機会が多く、特にプレゼンや会議では、喉に力が入りがち。ボイトレの先生によると、この“力み”が喉を締め付け、声帯が硬くなり、歌うときに響きを妨げるとのことでした。
つまり、仕事で酷使した喉は、まさに“ガチガチ”状態。これが「声が出ない」の大きな原因の一つでした。
2. 話す声と歌う声の出し方は違う
歌うときも話すように…とよく言われますが、実は使い方がまったく違います。
話すときは、短く鋭く声を届けるため、喉に負担がかかりやすい。逆に、歌うときは喉を開いて、リラックスして“息を流す”ことが大事。
仕事帰りにそのままの喉で歌おうとすると、無意識に“話すような声の出し方”になりがちで、それがさらに喉を締めてしまう原因に。
3. リラックスして声を出すと響きが変わる
ボイトレで、「音程は外れてもいいから、しゃべるようにリラックスして歌ってみて」と言われたときは驚きました。
実際に力を抜いて、深呼吸するように歌ってみると、不思議と声が柔らかく響いて聴きやすくなったのです。逆に、ちゃんと歌おうとして力を入れると、声が押し出されて硬くなる。
「脱力ができると、歌が変わる」というのは本当でした。
4. 平日レッスンは“発声だけ”でも意味がある
先生曰く、「仕事終わりは無理に歌わなくていい」とのこと。疲れた喉にムリをさせず、喉を開く感覚を維持するための発声練習だけでOKというアドバイスを受けました。
実際、平日のボイトレでは課題曲をフルに歌うのではなく、母音や滑舌の練習で軽く声を出す程度にとどめることで、逆に週末の歌唱時に良い声が出るように。
“毎日歌う”ことより、“喉をいい状態で保つ”ことのほうが大切なのだと実感しました。
5. 喉を開く感覚はトレーニングで身につく
「喉を開いて」と言われても、最初はよくわからない感覚でした。でも、繰り返し練習することで、少しずつ実感できるようになります。
たとえば、「あ・え・お」の母音をゆっくり発声しながら、体の余計な力を抜く。これを続けると、声が喉の奥からスッと出ていくような感覚がつかめてきます。
この感覚が身につくと、自然と話し声も通りやすく、仕事の会話でも疲れにくくなりました。
まとめ|声が出ない原因は、日常の“喉の使い方”かも
「声が出ない」「高音がつらい」と感じたとき、テクニックの問題だと思いがちですが、実は日常の喉の使い方が大きく関係していることを、今回のレッスンで身をもって感じました。
喉を開く、力を抜く、息を流す――これらの基礎を丁寧に見直すだけで、歌声は大きく変わっていきます。
もしあなたも「歌うと喉が詰まる」「声が出にくい」と感じているなら、ぜひ一度、“喉を休める・開く・整える”発声練習を取り入れてみてください。きっと、新しい声に出会えるはずです。
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