ボイトレ記録 レッスン2 ~抑揚って強弱じゃないんだよ~

 20249月8日 振り返ってレッスン2。

レッスンは、(前半)発声練習、(後半)課題曲「I love...」の練習。

(前半)あいうえおの発声練習

前回のレッスン以降、車中で口を開ける自主練。「あ」の口が開いてますねと言われてほっとする。今日は引き続き「あ」「え」「お」を「12321」のパターンで発声練習。

「い」は鬼門のようだ。

今度は「123454321」の練習。「123454321」は「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ファ、ミ、レ、ド」で半音ずつ上がっていき、また、下がってくる練習。

口の開け方がなんとなくわかってきたが、先生曰く、音が高くなってくると次第に「454」あたりが苦しくなってきて、発声がうまくできていないと喉を締めて力んで声を出すことになっていくとのこと。まさに今の自分だ。

ここで、横の広がりを足すとのことだ。

今まで上下に開けてきた口が限界を迎えてきたら、胸を広げて横への広がりを加えていく。音が高くなればなるほど、大きく開放していくイメージとのこと。練習は「123454321」で、「1」で下にあった腕を「5」に向かって真横に上げていく(体がTの字)、そして「1」に向かって下げていく。こうして、高く苦しくなる部分を体の動きで補っていくとのことだ。

やってみると、「454」で細く苦しい声が太く圧のある声に変わっている。

喉は開いたまま体でささえて、空気を通していくというイメージだ。これは目からうろこ。

これが課題曲の練習にも即応用されることになる。

 

 

(後半)課題曲の練習 ~抑揚って強弱じゃないんだよ~

前回のおさらい。課題曲「I love...」(原曲より6半音下げ)のAメロを歌ってみる。

前回のテーマであった表現の部分が工夫されていると評価。

さて、ここで今日の発声練習を取り入れる。

「きみがはいってから」の部分に抑揚をつけようと先生から提案。「は」の部分が高いのでこの部分を「5」にしましょう。「きみが」を「1234」のように助走として「5」に向かって胸を広げていくという。同じく、「日々の真ん中 不思議な引力に」の「不」を「5」、「真ん中」を「1234」で「5」に向けて広げていくという。こんなこと考えてはとても歌えないと思いつつも、このように歌わないと、高い部分だけが浮いてしまうと先生はいう。高い音には助走が必要で、これが抑揚につながる。

抑揚をつけることは誰しも知っているのだが、ほとんどの人が声の強弱でこれをやっているらしい。これで大きくなった声はうるさいだけで聴きづらいという。まさに、今までの自分の歌い方を見抜かれたみたいで、ぐうの音もでない。思い返せば、声が出るからと言って声を張り上げて、周りが引いているなんてことが・・・。「そこまで歌わんでもええんちゃうん。」なって言われて、がっかりしたこともあった。

高い音は実際には音は大きくなるが、広がりが加わるので、ボールが大きくなったイメージで大きくする。さらに、前の助走を整えることで、うるさい声にならない。これこそが、抑揚であるという。

今日も勉強になった。


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